再生案件を子会社で譲り受け、工場の電力インフラを更新する

エレクス(売上高:10億円~20億円)

成果事業を続けるためのインフラが整い、立て直しの土台ができた。

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この事例のポイント

  • 親会社は新規事業への参入をめざし、仲介会社から譲受の提案を受けていた。
  • 紹介された事業は親会社の事業と関わりが深く、業界の知識もあった。
  • 再生できると判断して子会社を設立し、事業譲渡で引き継いだ。
  • 老朽化した工場インフラの更新計画をつくり、補助事業の期間でできる範囲から整備した。

事業者のプロフィール

事業者名エレクス(売上高:10億円~20億円)
所在地岐阜県
業種電子回路実装基板の製造

事業の経緯

電子回路の実装基板をつくる会社で、親会社が新しい事業に入るために設立した子会社である。親会社は以前からM&Aの仲介会社を通じて、いろいろな譲受の案件を検討していた。

その中で、事業再生の案件としてこの事業の情報を得た。

親会社の事業と関わりが深く、業界の知識もあったため、再生の見込みがあると判断して事業を譲り受けた。工場の設備が古くなっていたことから更新計画を立て、事業承継・引継ぎ補助金で電力関係のインフラを整えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新規事業への参入親会社は以前から新しい事業に入ることをめざし、M&Aの仲介会社からいくつも譲受の提案を受けて検討していた。
  • 再生案件の引き受け紹介された事業再生の案件は、親会社の事業に関わる分野で、業界のノウハウもあった。詳しく調べたうえで再生の見込みが十分あると判断し、スポンサーとして名乗りを上げた。

やったこと

  1. 子会社での事業譲受新たに子会社を設立し、その会社が事業を譲り受けた。親会社の既存事業との相乗効果も見込んでいる。
  2. 電力インフラの更新工場の設備が古くなっていたため、インフラの更新計画をつくった。そのうち補助事業の期間内にできる範囲で、電力関係の設備を整備した。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 事業を続けるためのインフラを整え、立て直しの基礎を固めた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.0 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的親会社の新規参入目的と再生案件の必要性が明確で、老朽化インフラを理由に電力設備更新へつなげている点が具体的。

もう一歩だった観点

  • 2
    売上・利益の見込み相乗効果を見込むとあるが、売上や利益の増加を示す数字や具体的見込みは書かれていない。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    親会社の新規参入目的と再生案件の必要性が明確で、老朽化インフラを理由に電力設備更新へつなげている点が具体的。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    子会社設立、事業譲渡、補助期間内での電力設備整備と手順は示されているが、スケジュールや体制の詳細は少ない。

収益性2.0
  • 売上・利益の見込み2

    相乗効果を見込むとあるが、売上や利益の増加を示す数字や具体的見込みは書かれていない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    事業を続けるためのインフラを整え立て直しの基礎を固めたとあり、承継後の継続を支える計画になっている。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

ものづくり補助金なども使って最新の製造設備を入れ、海外のメーカーにも負けない競争力をつけたい。今回整えきれなかった設備の更新も続けていく。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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