0.01mmのプレス技術を確立し、海外の顧客に備える

精発ばね工業(売上高:50億円以上)

成果0.01mmのプレス部品をつくる金型と加工のノウハウを得て、大きくコストを下げられる製品を量産できる体制が整った。

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この事例のポイント

  • 2017年に父が会長に退き、子が社長に就いた。
  • 国内市場に偏った体制で業績が伸び悩み、高い技術の製品で海外に広げる必要があった。
  • プレス加工の技術を確立する設備投資の計画を立て、認定支援機関の確認を受けた。
  • 試作を重ねて0.01mmのプレス技術の開発を終え、顧客に提案している。

事業者のプロフィール

事業者名精発ばね工業(売上高:50億円以上)
所在地東京都
業種ばね・プレス部品などの自動車部品の製造

事業の経緯

自動車部品をつくる会社で、リーマンショック以降は国内市場に偏った体制のために業績が伸び悩んでいた。高い技術の製品を海外に広げれば、さらに事業を広げられると見込んでいた。

2017年に父が代表権のない会長に退き、子が社長に就いた。

海外展開を急ぐため、事業承継・引継ぎ補助金でプレス加工の技術を確立する設備に投資した。試作を重ねて0.01mmのプレス技術の開発を終え、顧客に提案している。

半導体不足で売上が大きく落ちるなかでも、新しい技術の開発に資金を回す決断をした。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 国内に偏った体制2017年に父が代表権のない会長に退き、子が社長に就いた。リーマンショック以降、国内市場に偏った体制で業績が伸び悩んでいたが、高い技術の製品を海外に広げれば事業をさらに広げられると見込んだ。

やったこと

  1. プレス加工の設備投資海外展開を急ぐため、プレス加工の技術を確立する設備投資の計画を立て、認定支援機関の確認を受けた。
  2. 0.01mmのプレス技術の開発0.01mmのプレス技術の開発に取り組み、試作を繰り返して開発を終えた。現在は顧客に製品を提案している。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 0.01mmのプレス部品をつくるための金型と加工の技術のノウハウを得た。
  • 大きくコストを下げられる製品を量産できる体制が整った。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的2017年の父から子への社長交代を契機に、国内偏重の体制を海外展開で打破する必要性が明確に述べられている。
  • 4
    売上・利益の見込み0.01mm部品の量産体制が整い大きくコストを下げられる製品を海外顧客に提案中で、売上増加の見込みが読み取れる。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    2017年の父から子への社長交代を契機に、国内偏重の体制を海外展開で打破する必要性が明確に述べられている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    設備投資の計画を認定支援機関の確認を受け、試作を重ねて0.01mm技術の開発を終え、顧客提案まで進んでいる。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    0.01mm部品の量産体制が整い大きくコストを下げられる製品を海外顧客に提案中で、売上増加の見込みが読み取れる。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    社長交代後も高技術製品で海外へ事業を広げる方針が示され、承継後の成長を目指す計画になっている。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

海外での営業が難しい時期が続くため、まず国内で製品化を実現する。その後、国内の実績を打ち出して海外展開につなげる。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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