金型洗浄機を入れ、再生ゴムを使った電気自動車用の防振部品をつくる

株式会社グローラバー✓ 経産省などの認定・選定

成果洗浄の時間が短くなり、誰がやっても同じ作業ができて製品の精度が上がった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 前社長が急に亡くなり、予期しない承継になった。
  • 後継ぎは2015年から役員として経営に関わっており、大きな混乱はなかった。
  • 金型の洗浄を機械化して省人化と生産性の向上を図り、原価を下げる。
  • 再生ゴムを使った部品は市場に求められており、販路の拡大をめざす。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社グローラバー
所在地愛知県
業種防振ゴム部品の製造
従業員数53人

事業の経緯

愛知県で防振ゴム部品をつくる会社で、従業員は53名いる。前社長が急に亡くなり、いとこである現社長が2022年11月に代表を継いだ。

現社長は営業社員として働いた後、2015年から役員として経営に関わっていたため、突然の承継でも大きな混乱はなかった。

すぐに承継の予定を組み、段階を踏んで引き継いだ。補助事業では、電気自動車向けの部品事業を確立するため、金型洗浄機を入れて再生ゴム材を使った防振部品の製造技術を開発した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 前社長の急逝前社長が急逝し、予期しない突然の承継になった。後継ぎはいとこで、2015年11月まで営業社員として働き、その後役員として8年経営に関わっていたため、大きな混乱はなかった。すぐに承継の予定を組み、2022年11月に代表を交代した。
  • 電気自動車への対応と金型の手入れ電気自動車に対応した自動車部品の事業を確立する必要があった。金型の洗浄は人手に頼っていた。

やったこと

  1. 金型洗浄機の導入金型洗浄機を入れ、再生ゴム材を使った防振ゴム部品の製造技術を開発した。高温の洗浄で複雑な形の金型の細かな汚れを落とし、複数の金型を同時に洗えるようにした。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 金型洗浄機で洗浄にかかる時間が短くなった。
  • 作業する人の慣れにかかわらず一定の作業ができるようになり、作業がそろって製品の精度が上がった。
  • 複数個を同時に洗えるようになり、メンテナンスの時間が短くなって生産性が上がった。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.8 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的前社長の急逝を受け、2015年から役員として8年経営に関わったいとこへ2022年11月に代表交代。承継の目的と経緯が明確に示されている。
  • 4
    売上・利益の見込み洗浄時間の短縮、複数金型の同時洗浄、製品精度の向上により生産性が上がり原価低減をめざす。販路拡大の方向性もあり売上・利益増加の根拠がある。
  • 4
    事業の継続後継ぎは役員として8年経営に関わり大きな混乱はなかった。電気自動車向け防振部品という新事業を確立しようとしており、承継後の成長を見込める。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    前社長の急逝を受け、2015年から役員として8年経営に関わったいとこへ2022年11月に代表交代。承継の目的と経緯が明確に示されている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    すぐに承継の予定を組み2022年11月に代表を交代し、金型洗浄機の導入と製造技術開発を進めた。体制と取組内容は具体的だが、スケジュールの数値は乏しい。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    洗浄時間の短縮、複数金型の同時洗浄、製品精度の向上により生産性が上がり原価低減をめざす。販路拡大の方向性もあり売上・利益増加の根拠がある。

継続性4.0
  • 事業の継続4

    後継ぎは役員として8年経営に関わり大きな混乱はなかった。電気自動車向け防振部品という新事業を確立しようとしており、承継後の成長を見込める。

受けた国の認定・補助金

認定・届出

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

顧客第一を貫き、顧客のニーズと業界の動きを見ながら事業を続けてきた。品質管理を徹底して信頼され続ける会社をめざし、技術・技能の継承に力を入れる。

再生ゴムを使った部品は自動車産業からの需要の伸びが見込まれるため、販路を広げていく。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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