特産のしらすの品質を保つ設備を入れ、直売所でジェラートも売る

有限会社MARUTA

成果自動梱包機で1個あたりの梱包時間が約70%減った。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 現社長は大手水産会社で約6年働いた後、震災からの再建を機に帰郷して専務になった。
  • 特産のしらすは売れているが、品質の保持と在庫管理の基盤が必要だった。
  • 冷凍庫で品質を保ったまま在庫を持てるようになり、変わりやすい製造数に対応しやすくなった。
  • 承継を機に、ジェラートなどの冷菓で自社ブランドを育てる。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社MARUTA
所在地宮城県
業種しらすなどの水産加工
従業員数18人

事業の経緯

宮城県でしらすなどの水産加工を営む会社で、従業員は18名いる。現社長は震災後に大手水産会社で約6年働いた後、2017年に会社の再建を機に帰郷し、専務になった。

以後、先代とともに再建を進め、事業を広げてきた。

前社長が高齢になったため、株主総会を経て2023年3月に長男へ会社を引き継ぎ、株式もすべて移した。補助事業では、特産のしらすの品質と在庫を管理する設備を直売所に入れ、冷菓の開発を始めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 前社長の高齢化前社長の高齢化を受け、2023年3月に専務の長男が会社を継いだ。長男は震災後に大手水産会社で約6年働いた後、2017年に会社の再建を機に帰郷して専務になり、先代とともに再建と事業拡大を担ってきた。株式はすべて現社長に移っている。
  • 品質の保持と在庫管理特産のしらすの売上は好調だが、品質を保つことや在庫を管理するための基盤が必要だった。

やったこと

  1. 冷凍庫と自動梱包機の導入直売所に、製品の品質を保ったまま保管できる冷凍庫を確保し、配送のための自動梱包機を入れた。
  2. ショーケースと冷菓の開発新商品としてジェラートなどの冷菓をつくって売るため、既存商品と並べて見せられるショーケースを直売所に入れた。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 冷凍庫で品質を保ったまま製品を蓄えられるようになり、製造数が変わりやすい製品の在庫管理が楽になった。
  • 自動梱包機で1個あたりの作業時間が約70%減り、梱包時間が大幅に短くなった。
  • 直売所のショーケースで在庫を一定量置けるようになり、欠品による機会損失が減った。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的2023年3月に専務の長男が高齢の前社長から承継し、株式もすべて移ったと明記され、承継の経緯と目的が明確。
  • 4
    事業の継続承継後もしらす事業を基盤に、ジェラートなど冷菓で自社ブランドを育てる方針が示され、事業の継続と成長の計画が具体的。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    2023年3月に専務の長男が高齢の前社長から承継し、株式もすべて移ったと明記され、承継の経緯と目的が明確。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    冷凍庫・自動梱包機・ショーケースの導入と、長男が先代とともに再建を担ってきた体制が示され、取組内容は具体的で実行可能と読める。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    自動梱包機で1個あたりの梱包時間が約70%減り、欠品による機会損失も減ったとあり、売上・利益増加につながる見込みが読み取れる。

継続性4.0
  • 事業の継続4

    承継後もしらす事業を基盤に、ジェラートなど冷菓で自社ブランドを育てる方針が示され、事業の継続と成長の計画が具体的。

事業者の声

・既存事業の生産性向上及び新規事業展開のアイデアの創出

・経営者スキルの向上

宮城県のしらすなどの水産加工(従業員18名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

人手不足やコスト高に対応するため、生産ラインや加工工程を自動化し、デジタルの道具で在庫管理と生産計画を最適にする。原料から出荷までを追える仕組みで品質管理を高める。

自社の飲食店と組んでしらすのメニューや料理教室に取り組み、地元の水産業の発展に役立ちたい。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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