スポーツ用品店に団体向けの卓球場をつくり、店の売上を伸ばす

野沢スポーツ(売上高:1億円未満)

成果ブログの閲覧数が投稿直後に約2.5倍になり、卓球の店としての評価が高まった。

店舗改装に使える公募中の補助金 34件を見る

この事例のポイント

  • 十年以上前から長男が実質的な経営者を務め、名実ともに承継する時期だと判断した。
  • 外商や学校向けの販売に頼ってきたが、環境の変化で新しい方向を探す必要があった。
  • 店舗を改装して団体向けの卓球練習場をつくり、店頭の卓球用品の販売につなげる。
  • プレオープンで実際に使ってもらい、使い勝手の意見を集めた。

事業者のプロフィール

事業者名野沢スポーツ(売上高:1億円未満)
所在地埼玉県
業種スポーツ用品小売

事業の経緯

1972年に創業したスポーツ用品店で、店舗販売のほか、部活のチーム用品や体育器具の外商、学校の体操着などの販売を行ってきた。外部環境の変化で、新しい方向性を考える必要に迫られていた。

代表は75歳と高齢で、十年以上前から長男が実質的な経営者を務める体制になっていた。

事業の維持と発展を考え、名実ともに承継する時期だと判断した。事業承継・引継ぎ補助金で店舗を改装し、団体向けの卓球練習場をつくった。

ブログやメールで卓球をする顧客に知らせ、プレオープンでも好評を得た。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 名実ともの承継1972年に創業したスポーツ用品店で、代表は75歳と高齢だった。十年以上前から長男が実質的な経営者の役割を担っており、事業の維持と発展や代表の年齢を考えて、名実ともに承継する時期だと判断した。
  • 新しい方向性店舗販売のほか、部活のチーム用品や体育器具の外商、体操着などの学校向けの販売を行ってきたが、外部環境の変化で新しい方向性を考える必要があった。

やったこと

  1. 卓球練習場の設置店舗を改装し、団体向けの卓球練習場をつくった。
  2. 卓球の顧客への宣伝交付決定の後から来店客に宣伝し、学校の卓球部や一般の卓球クラブなどの取引先にも知らせた。完成後はブログに画像付きで投稿し、卓球をする既存の顧客800人ほどにメールで知らせた。プレオープンで実際に使ってもらい、使い勝手の意見を集めた。

補助金を使った経費

事業の効果

  • ブログへの投稿直後の1日の閲覧数が、前日の約2.5倍になった。
  • 卓球をする人に強い関心を持ってもらい、卓球の店としてのイメージが大きく高まった。
  • プレオープンで使った顧客から大変好評だった。
  • 卓球練習場をきっかけに、店頭での卓球用品の販売力が上がると実感した。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.8 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 5
    承継を機にした取組の目的十年以上前から長男が実質的経営者を務め、代表75歳の高齢を踏まえて名実ともに承継する時期と判断した明確な目的と必要性が書かれている。
  • 4
    売上・利益の見込みブログ閲覧数が前日の約2.5倍に増え、店頭での卓球用品販売につながると実感したと書かれており、売上増加の見込みを具体的な数字で示している。
取組の目的・必要性5.0
  • 承継を機にした取組の目的5

    十年以上前から長男が実質的経営者を務め、代表75歳の高齢を踏まえて名実ともに承継する時期と判断した明確な目的と必要性が書かれている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    改装による卓球練習場の設置、来店客・取引先・約800人へのメール、プレオープンで意見収集と、手順は具体的に示されているが、スケジュールや体制の詳細は薄い。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    ブログ閲覧数が前日の約2.5倍に増え、店頭での卓球用品販売につながると実感したと書かれており、売上増加の見込みを具体的な数字で示している。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    外部環境の変化を受けて新しい方向を探り、店の売上を伸ばす方針が示されているが、承継後の長期的な成長計画は明示されていない。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

より多くの卓球をする人に使ってもらい、利用料で利益を得るだけでなく、利用者を店の顧客にしていく。これまで店内では難しかった大人数の卓球のイベントを開き、来店客の満足度を高めて新しい顧客を得る。

外商や学校向けの販売に頼らず、卓球に強い店へと変わっていく。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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