住民拠点サービスステーション整備補助事業運輸業、郵便業熊本県

組合で連携BCPをつくり、停電時も給油を続けられる発電機を備える

熊本輸送団地協同組合

成果従業員の災害への意識が高まり、認定を名刺で示すことで新しい顧客づくりにも役立っている。

防災・BCPに使える公募中の補助金 41件を見る

この事例のポイント

  • 2016年の熊本地震では、備えが足りず大きな被害を受けた。
  • 組合員の10社と組合が出資する燃料の小売業1社で、連携した事業継続力強化計画をつくった。
  • 各社に備蓄品を入れた一坪ほどのコンテナを置き、物資と賞味期限は事務局でまとめて管理している。
  • 停電時も組合員への給油を続けられるよう、発電機と緊急用のバッテリー式の計量機を備えた。

事業者のプロフィール

事業者名熊本輸送団地協同組合
所在地熊本県
業種運送業の事業協同組合(受注・配車・給油の共同事業)
従業員数14人
相談先熊本県中小企業団体中央会、独立行政法人 中小企業基盤整備機構

事業の経緯

1974年に設立された、運送業9社と自動車整備業1社が組合員の協同組合である。組合員の受注や配車、給油を共同で行っている。

2016年の熊本地震では、備えが足りず大きな被害を受けた。

災害に強い組合をめざし、組合員と連携した事業継続力強化計画をつくった。備蓄品を入れたコンテナを各社に置き、補助事業を活用して停電時も給油できる発電機と計量機を備えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 地震と水害への備え2016年の熊本地震では、事前の準備が足りず大きな被害を受けた。地震に加え、水害もたびたび起きていた。

やったこと

  1. 連携した計画づくり災害に強い組合をめざす理事長の思いから、防災と減災に取り組んできた。組合員の10社と組合が出資する燃料の小売業1社で、連携した事業継続力強化計画をつくった。県の中小企業団体中央会に相談し、国の中小企業支援機関の専門家から助言を受けた。案は事務局が国の手引きを参考につくり、ハザードマップでリスクを想定して、災害の影響を各社の業務に置き換えて考えた。組合員企業の若手の有志でつくる青年部と意見を交わして中身を良くし、理事会の承認を得た。
  2. 備蓄のコンテナと給油の備え水やトイレットペーパー、食料などを入れた一坪ほどのコンテナを各社に置いた。物資と賞味期限は事務局でまとめて管理し、コンテナの中にも一覧を貼っている。ほかの被災地への提供もでき、使った分は事務局が補う。停電時も組合員への給油を続けられるよう、事務局に発電機と緊急用のバッテリー式の可搬式計量機を置き、発電機は職員が交代で月に1回点検している。

事業の効果

  • 組合全体で取り組んだことで、従業員の災害への意識が高まり、実際の備えにつながった。
  • 認定のロゴマークを名刺に入れたことで話のきっかけが生まれ、災害に備えた会社として理解されやすくなった。
  • 新しい顧客の獲得にも役立っている。
出典・注記

相談先と計画づくり

県などの公的支援機関熊本県中小企業団体中央会
県などの公的支援機関独立行政法人 中小企業基盤整備機構

ハザードマップでリスクを想定し、災害の影響を組合員各社の業務に置き換えて考えた。事務局がつくった案を青年部と話し合って直し、理事会の承認を得る流れにした。

同じ業種の採択事例

運輸業、郵便業の事例をすべて見る