久留米市 中小企業止水板等設置事業費補助金製造業福岡県

生産設備の周りに止水板を設け、水害の被害を10分の1以下に抑える

株式会社日展コーポレーション✓ 経産省などの認定・選定

成果3度目の水害で、被害額をこれまでの10分の1以下に抑えられた。

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この事例のポイント

  • 1階の工場が大雨で約70センチ浸水し、1回目と2回目はそれぞれ約5,000万円の被害を受けた。
  • 工場全体に止水板を付けるのは費用の面で難しく、動かしにくく高価な生産設備の周りに絞った。
  • 商工会議所から市の補助金を紹介され、要件を満たすために事業継続力強化計画をつくった。
  • 3度目の水害では主要な設備と多くの備品を守り、被害額を10分の1以下に抑えた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社日展コーポレーション
所在地福岡県
業種製造業
従業員数8人

事業の経緯

久留米市で、1階を工場、2階を事務所にして営んでいる製造業の会社である。台風の多い地域にあり、大雨で工場が約70センチ浸水する被害を2度受け、そのたびに約5,000万円の損害が出た。

1回目は保険で補償されず、利益率が大きく下がった。

保険を見直したうえで、自社でも水災に備えようと商工会議所に相談し、市の補助金を紹介された。事業継続力強化計画をつくって生産設備の周りに止水板を設け、3度目の水害では被害額を10分の1以下に抑えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • くり返す工場の浸水1階が工場、2階が事務所の建物で、大雨のたびに工場が約70センチ浸水した。1回目と2回目の被害額はそれぞれ約5,000万円だった。1回目は水災が補償されない保険だったため見舞金の約200万円しか出ず、再稼働まで約1か月かかった。一部を外注して売上は保てたが、利益率は大きく下がった。保険を見直したことで、2回目は保険金で被害額をまかなえた。

やったこと

  1. 計画づくりと補助金の活用水災への備えを自社で整えたいと考え、商工会議所に相談したところ、市の止水板の設置の補助金を紹介された。補助金の要件を満たすため、事業継続力強化計画をつくった。
  2. 生産設備の周りへの止水板の設置工場全体に止水板を付けるのは費用の面であきらめ、動かしにくく高価な生産設備の周りに絞って設けた。すき間からの浸水を防ぐため設置する所に防水の塗装をし、排水の機能も整えた。主要な設備の周りには新しくコンクリートの壁を立て、小部屋のように区切った。
  3. 日ごろの工夫コンセントの高さを床から約30センチから1メートルに上げた。床に置いていた設備の部品を棚に上げ、棚にはキャスターを付けて、非常時に止水板の内側へ動かせるようにした。止水板の内側に入らない社用車は、高台の第二倉庫へ移す決まりにした。

補助金を使った経費

  • 止水板経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 3度目の水害では止水板などの備えが働き、主要な設備と多くの備品を守れた。
  • 被害額をこれまでの10分の1以下に抑えられた。
  • 作業道具や納品物を高い所に置く習慣が社内に根づき、リフトで物を上げるなど浸水対策のアイデアも出るようになった。

受けた国の認定・補助金

認定・届出

補助金・助成金

  • 事業再構築補助金(第6回)中小企業庁・2,000万円
出典・注記

相談先と計画づくり

商工会議所

費用を考えて、止水板を工場全体ではなく、動かしにくく高価な生産設備の周りに絞った。補助金の要件を満たすため、事業継続力強化計画をつくった。

今後の展望

台風への備えも含めた防災の計画を考える。事業継続力強化計画を更新するため、2回目の申請に取り組む。

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