新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社シー・アンド・シー
成果親子ドア3台の製作時間 108時間→22時間
| 事業者名 | 有限会社シー・アンド・シー |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 みどり市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1997年 |
家具製造業界で生き残るには、海外のエッセンスを取り入れたデザインや造形物で高品質な製品をつくることが重要である。デザイナーズマンションが好調で、ホテルやレストラン、小売店でも家具・インテリアのトータルコーディネートへのニーズが増えている。当社では家具と建具のコーディネート重視の依頼が年間20件ほどあるが、手作業では納期に間に合わず、経営課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
最新のNC加工機を導入し、機械メーカーから効率の良い操作方法の指導を受けた。複雑形状のデザインテーブルを1台試作し、側面にNC加工機でほぞ穴(曲面の仕口加工)を施して従来加工と加工精度の誤差や加工時間を比較した。建具では親子ドアを3台試作し、木工加工精度と加工時間を検証するとともに、材料費・加工時間・労務費を個別原価計算してコストも検証した。
| 加工機 | NC加工機 |
|---|
新しい製品・サービス:複雑な曲面や流線型を含むデザイン性の高い家具(デザインテーブル)と、家具と木製ドアを組み合わせた建具(親子ドア)。
親子ドア3台の製作時間は従来の延べ108時間から22時間へ80%ほど削減され、デザインテーブルは22時間から11.6時間へ47%削減された。NC加工機の導入で木取りの無駄がなくなり材料費も削減され、製作時間短縮による労務費削減と合わせてコストは目標の2倍となる60%削減となった。接合部の隙間がなく剛性や強度も保たれた品質の高い製作が可能になった。ホテル新築やリノベーション需要を取り込み、2021年8月期に売上1億8,000万円を見込み、従業員も増やす計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来は家具のみで建具とのコーディネート発注に対応できず、年間20件中5件しか受注できなかったと書かれ、既存事業との関係は読み取れるが戦略上の位置付けは具体性が薄い。
デザインリビング市場の需要増加や東京五輪向けホテル需要が示され、既存設備では曲面加工ができないという自社の弱みも具体的に書かれている。
親子ドアは延べ108時間から22時間へ約80%削減、テーブルは22時間から11.6時間へ47%削減と数値で課題解決の効果が示されている。
2017年8月期に1億4,000万円、21年8月期に1億8,000万円の売上目標と従業員5人から11人への倍増が数字で示されている。賃上げ目標は書かれていない。
従業員数は6人と記載があるが、補助事業を遂行する人材や事務体制について具体的な記述は見当たらない。
デザイナーズマンションやホテル・店舗でのトータルコーディネート需要の増加が示され、ターゲットと選ばれる理由が読み取れる。
NC加工機導入、メーカーからの操作指導、試作による検証という進め方は書かれているが、中長期スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
曲面や流線型の家具は既存設備では対応できないと書かれ、高付加価値・高デザイン性の製品を目指す姿勢が示されている。
東京五輪向けのホテル需要拡大や雇用増加が述べられるが、国が補助する積極的理由や波及効果の記述は限定的である。
親子ドアの製作時間80%削減、テーブル47%削減、コストは目標の2倍となる60%削減と費用対効果が数値で示されている。
NC加工機の導入は示されるが、先端的デジタル技術による地域やサプライチェーンへの貢献までは書かれていない。
海外のエッセンスを取り入れたデザインや室内家具・建具のトータル受注への進出が示され、市場の成長分野への進出がうかがえる。
群馬県みどり市での事業と雇用増が示されるが、地域の特性を活かす点や地域成長への牽引は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
東京五輪を控えたホテル・旅館の新築需要やリノベーション需要に積極対応し、宿泊施設・小売店舗を中心に営業展開を図る。大手ゼネコンを通じて家具と木製ドアのトータルコーディネートによる付加価値を武器に建具製造業界にも本格参入する。2021年8月期に売上1億8,000万円、従業員11人を目指す。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。