ものづくり補助金平成26年度サービス業(他に分類されないもの)愛知県

ブラインド清掃・修復を一貫して行うことによる顧客ニーズへの対応サービスの実施

株式会社武田商店

この事例のポイント

  • ブラインドはメーカーや年代によって種類がバラバラで、昇降コードなどの故障もあるため、洗浄や修理が大変である。
  • 平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金を利用し、ブラインド用に日本に4台しかない特注の大型超音波洗浄機(洗浄槽幅3m)を導入した。
  • 大型超音波洗浄機の導入後、ブラインド洗浄の引き合いが加速度的に急増し、オーダーは関西や北陸にも広がった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社武田商店
所在地愛知県 名古屋市中区
業種その他の事業サービス業
資本金1,000万円
設立1995年

事業の背景

武田商店は平成7年に名古屋で「おそうじまま」を立ち上げ、個人顧客を対象にハウスクリーニングを展開してきた。ユーザーニーズの多様化・高度化に伴い、平成23年にビル部門を「ビルぴかそ」として独立させ、法人顧客向けの清掃請負業を展開している。大規模ビルの建設ラッシュにより建築年数が経過したビルが増え、オーナーや管理会社は空室の不安を抱えており、ブラインドの洗浄・修理による物件の魅力向上が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能ブラインドはメーカーや年代によって種類がバラバラで、昇降コードなどの故障もあるため、洗浄や修理が大変である。
  • その他ユーザーニーズの多様化・高度化に対応し、ブラインドの洗浄や修理を含めた幅広い要望に応える必要があった。

やったこと

平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金を利用し、ブラインド用に日本に4台しかない特注の大型超音波洗浄機(洗浄槽幅3m)を導入した。あわせてpH13.1(水素イオン指数)のアルカリイオン電解水を生成する機器を導入し、アルカリイオン電解水による強力な洗浄効果と丁寧な手作業での仕上げを組み合わせた。大型超音波洗浄機の底にある振動板で細かい波動を起こし、ブラインドに入り込んだ汚れを分解・洗浄できるようにした。これにより、ブラインドは1日80㎡の洗浄が可能となり、イスは1日150脚のクリーニングにも対応できるようになった。また、洗浄だけでなく修理もできる点を強みとして打ち出している。

その他特注の大型超音波洗浄機(洗浄槽幅3m)
その他アルカリイオン電解水生成機

新しい製品・サービス:大型超音波洗浄機とアルカリイオン電解水を用いたブラインドの洗浄・修理サービス

事業の効果

大型超音波洗浄機の導入後、ブラインド洗浄の引き合いが加速度的に急増し、オーダーは関西や北陸にも広がった。新品同様にきれいになる洗浄力や、洗剤が残らない環境配慮も訴求し、受注を確保している。公共施設の改装工事の入札案件では超音波洗浄機の使用が必須条件になりつつあり、同社の強みが生きる状況になってきている。ビル部門にも力を注ぎ、空室対策として物件の魅力向上を提案している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.8 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性4

    平成7年のハウスクリーニング創業から同23年のビル部門独立まで、清掃事業を一貫して広げてきた流れが読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    日本に4台しかない特注大型超音波洗浄機(洗浄槽幅3m)と環境配慮の洗剤で、他社と差別化する強みが示されている。

  • 課題の認識と解決3

    ビルの空室不安に対し、ブラインド洗浄で物件の魅力を上げ高稼働率につなげる訴求が記載されている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    高付加価値や賃上げの目標値は書かれておらず、1日80㎡や1日150脚といった能力値のみ記載がある。

  • 事業を進める体制2

    補正ものづくり補助金を利用して設備を導入した実績はあるが、人員数や実施体制の記載は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    ブラインドの洗浄・修理、イス1日150脚、残留洗剤がない環境配慮など、製品の価値と利用者の声が具体的に整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    引き合いが急増した時期や展示会での実演はあるが、中長期の遂行スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    ブラインド超音波洗浄は一般的ではなく、日本に4台しかない特注機を使うニッチな事業と紹介されている。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    公共施設の改装工事の入札で超音波洗浄機が必須になりつつあると示されるが、雇用や波及効果の記載はない。

  • 費用対効果2

    補助金投入額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果は読み取れない。

  • イノベーションへの貢献3

    超音波洗浄機の導入や洗浄環境への配慮はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は記載されていない。

政策面60%
  • 成長分野への進出3

    ビル建設ラッシュで築年数の経過したビルが増え、空室対策の需要が生じていることが示されている。

  • 地域経済への波及3

    名古屋を拠点に関西や北陸へ受注が広がっていると書かれ、地域の特性を活かした展開が読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

お客様に喜んでいただくのが励みであり、大きな誇り

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。