ものづくり補助金平成27年度農業、林業徳島県

真夏に真っ赤で美味しいミニトマトを作るプロジェクト

ヴェリタス株式会社

この事例のポイント

  • 徳島県では越冬作型が多く、夏場はほとんどトマトが栽培されていないため、夏場のミニトマトが供給不足になっている。
  • ハウス内換気装置とハウス内制御装置を導入し、換気幅の調整を自動制御できるようにした。
  • 徳島県では初となる夏場のミニトマト栽培が実現し、周年出荷が可能になる見込みである。

事業者のプロフィール

事業者名ヴェリタス株式会社
所在地徳島県 阿波市
業種農業
技術分野情報処理,測定計測
従業員数14人
資本金100万円
設立2011年

事業の背景

夏場は運動会や遠足などの子供の行事が多く、お弁当需要が高い。ミニトマトはお手軽で美味しいことから大玉トマトを抜いて一番人気となっている。徳島県では越冬作型が多く夏場はほとんどトマトが栽培されず、北海道など限られた地域しか栽培していないため供給不足になっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力徳島県では越冬作型が多く、夏場はほとんどトマトが栽培されていないため、夏場のミニトマトが供給不足になっている。
  • 生産能力北海道など栽培している地域が限られており、夏場の消費者需要に応えられていない。

やったこと

ハウス内換気装置とハウス内制御装置を導入し、換気幅の調整を自動制御できるようにした。ハウス内環境測定器を導入して、ハウス内の環境状態を数値化・グラフ化し、リアルタイムで状況を把握できるようにした。日中は遮光ネットと換気幅を広く開けてハウス内気温を下げ、夜間はエアコンを使用して呼吸による消耗と温度差による平均気温の調整を行い、養分転流を促進させて樹勢を保てるようにした。ミニトマトを完熟で収穫するため、果肉が厚くて裂果しにくい品種のキャロルスターを選定した。日中・夜間のハウス内の温度管理と水分管理の自動化に取り組み、モニタリングデータを蓄積してノウハウを確立した。

その他ハウス内換気装置
その他ハウス内制御装置
検査測定ハウス内環境測定器

新しい製品・サービス:夏場に栽培する真っ赤で美味しいミニトマト

事業の効果

徳島県では初となる夏場のミニトマト栽培が実現し、周年出荷が可能になる見込みである。周年出荷により製品単価の向上が見込める。栽培期間が12か月になり収穫量の増加が期待できる。同業他社との差別化により売上拡大を見込んでいる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.8 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    夏場の栽培は徳島県で初めてとされ、既存の栽培体制との関係は示されるが、過去の取組との一貫性は読み取れない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    夏場に供給が不足し、徳島県では夏場の栽培がほぼないという市場環境と、同業他社との差別化で売上拡大を見込む点が書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    夏場の高温・温度管理という課題を挙げ、換気や遮光、夜間エアコンによる対策と周年出荷による単価向上が示されている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    前期比2割増の売上拡大という目標値が示されているが、付加価値額や賃上げの目標ではなく、実現性の根拠は薄い。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    真夏に真っ赤で美味しいミニトマトという価値、夏場の子供行事での高い需要、ミニトマトの一番人気が示されている。

  • 事業化までの道筋3

    ハウス内の温度・水分管理の自動化とモニタリングデータ蓄積によるノウハウ確立に取り組んだと書かれるが、スケジュールは示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    徳島県では初となる夏場のミニトマト栽培で周年出荷を実現し、製品単価の向上を見込むとされている。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    夏場の供給不足を解消する点は触れられるが、川上・川下への波及や雇用創出などの国が補助する理由は書かれていない。

  • 費用対効果2

    栽培期間が12か月になり収穫量増加が期待されるとあるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    モニタリングデータを蓄積しノウハウ化する取組があり、環境測定器でリアルタイム把握するが、サプライチェーンへの貢献は示されていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    徳島県の地域特性として夏場にトマトが作られない点を捉えているが、地域の雇用や経済成長への言及は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

前期比2割増しの売上拡大を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。