高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社カナセ
成果生産量の見込み 50万個/月→300万個/月
| 事業者名 | 株式会社カナセ |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 |
| 業種 | プラスチック製品製造業(別掲を除く) |
| 技術分野 | デザイン,複合・新機能材料 |
| 資本金 | 4,200万円 |
| 設立 | 1919年 |
大正8年創業の同社は、約1世紀にわたりプラスチック樹脂ボタンの製造・開発に取り組んできた。現在ボタン市場ではポリエステルが主流で、同社でもポリエステルボタンをメイン商材として製造している。一方でポリエステルは黄変しやすく、デザイン面でも差別化が難しい状況にあった。
抱えていた課題
やったこと
円筒内部が波状仕様になっている機械設備を導入した。これにより、従来ボトルネックだった手作業でポリエステル樹脂を流し込み凹凸を作る工程が不要になった。手作業で生じていた品質のバラツキもなくなり、生産効率と品質が向上した。生産量の見込みは従来の50万個/月から300万個/月へ増加し、アクリルボタンを市場投入するために必要な生産量を確保できた。
新しい製品・サービス:高機能・高品位アクリルボタン
円筒内部の波状仕様により手作業の樹脂流し込み工程が不要となり、生産効率と品質が向上した。生産量の見込みは50万個/月から300万個/月へ増加し、アクリルボタンの市場投入に必要な量を確保できた。アクリルボタンは黄変や劣化がなく、既存顧客や海外アパレルからの関心も集めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来のプラスチック樹脂ボタン事業の延長として、ボタン事業の独自性確保のためアクリルボタンを開発しており、既存事業との一貫性が読み取れる。
ポリエステルの黄変という市場課題に対し、高い耐熱性・耐溶剤性と光沢・透明感を持つ独自素材で差別化しており、強みの活用が具体的。
黄変による在庫廃棄という課題を認識し、生産量を50万個/月から300万個/月へ増加する見込みを示すなど、実効性のある計画になっている。
生産量を50万個から300万個/月に増やす見込みは示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、実現可能性の根拠は薄い。
機械設備導入や準備を進めている旨は触れられているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述はほとんどない。
既存顧客の切替え検討、天然素材ボタンからの切替え、海外アパレルからのエコ商材の声掛けなど、顧客ターゲットとニーズの裏付けが明確。
手作業工程を機械化して品質バラツキを解消する手順が示され、コロナ後の始動に向けて準備中という段階的な進め方が書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ボタン市場の主流はポリエステルであり、耐候性・光沢・透明感を備えたアクリルボタンは同分野で高付加価値の差別化製品として位置付けられている。
焼却時に有毒ガスを出さないエコ商材として海外アパレルから声が掛かっており、環境面での社会的意義と需要創出が読み取れる。
公開情報では判断できません。
機械設備による工程の自動化で生産効率を高めたことは触れられるが、サプライチェーンへの波及やデジタル技術の活用についての記述は弱い。
エコ商材としての需要や天然素材からの切替えなど、環境志向の市場に進出する内容で、成長が見込まれる分野への展開と読める。
公開情報では判断できません。
新型コロナの影響で市場が停滞しているため、状況を判断しながらコロナ後の本格的な始動に向けて準備を進めている。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。