ものづくり補助金平成24年度宮城県

タブレット端末を使った地域密着型企業向け次世代型ポイントカードシステムの試作開発

テクノウイング株式会社

成果流通価格より3割以上安価なセット価格34万円での販売を想定

この事例のポイント

  • カードに印字するスタンドアロン型磁気カードリーダーはオンライン型より高価で、導入費用が高いことがネックとなっていた。
  • 「ドリームビンゴポイントカード」のポイントマークやビンゴゲーム進行マーク画像のデータを生成するアプリケーションを、タブレット端末やスマートフォンで作動させる試作ソフトを開発した。
  • 流通価格より3割以上安価なセット価格34万円での販売を想定。タブレット端末とスマートフォンで作動する試作ソフトにより、安価で簡便な新機能付きポイントカードシステムが完成した。

事業者のプロフィール

事業者名テクノウイング株式会社
所在地宮城県 仙台市
業種情報通信業
技術分野粉末治金
従業員数18人
資本金3,000万円
設立1994年

事業の背景

自社企画開発のゲーム機能付ポイントカードシステム「ドリームビンゴポイントカード」は全国2,100店舗に納入実績がある。カード券面にポイントを印字するポイントカードシステム市場は113億円と言われる。国内小売・サービス業170万店舗の中でも、会員獲得や還元率の軽減、顧客管理データの活用に課題を抱える飲食店やアパレル店、菓子店、ペットショップを重点ターゲットとしている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力カードに印字するスタンドアロン型磁気カードリーダーはオンライン型より高価で、導入費用が高いことがネックとなっていた。
  • 人手・技能本体のSDカードに記録された発行ポイントや購買データを顧客管理システムに取り込む操作が煩雑だった。

やったこと

「ドリームビンゴポイントカード」のポイントマークやビンゴゲーム進行マーク画像のデータを生成するアプリケーションを、タブレット端末やスマートフォンで作動させる試作ソフトを開発した。タブレット端末と安価なオンライン型磁気カードリーダーを無線通信で接続し、カードデータの読み取りとポイントマーク、ゲーム進行マークのカード印字を行う業界初の機能を実装した。来店した会員顧客ごとの来店・購買データや接客対応に必要なデータをタブレット上に表示する機能、タブレット内の発行ポイントや購買データを顧客管理システムに連動させる機能など新たに4つを開発した。試作品をトライアル企業と実用性や簡便性、販促効果を実証評価し、グラフ分析から来店促進につながる顧客抽出機能を改良した。結合試験と品質・処理速度の評価も実施した。

ソフトタブレット端末・スマートフォンで作動する試作ソフト
その他オンライン型磁気カードリーダー

新しい製品・サービス:タブレット端末やスマートフォンをポイント付与端末とする高付加価値ポイントカードシステム

事業の効果

  • 流通価格より3割以上安価なセット価格34万円での販売を想定
  • 事業化3年後に47万店舗を目指す
  • 事業化3年後に2.5億円の売り上げ獲得を目指す

タブレット端末とスマートフォンで作動する試作ソフトにより、安価で簡便な新機能付きポイントカードシステムが完成した。従来のポイントカードシステムと比べ、費用対効果や操作性について高い評価を得られるとされる。顧客データのきめ細かな活用により来店・購買促進効果が期待できる。事業化3年後に47万店舗、2.5億円の売り上げを目指す。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存のドリームビンゴポイントカード(全国2,100店舗導入)の延長で新システムを開発している点は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    市場規模113億円、国内170万店舗、取得特許のゲーム機能、3割以上安価な34万円のセット価格など、競争優位の根拠が具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    磁気カードリーダーの高価さやSDカード取込みの煩雑さという課題を明示し、タブレット連携で解決する内容になっている。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    事業化3年後に47万店舗・2.5億円の売上を目指すと数値目標が示されているが、実現根拠の詳細は限定的。

  • 事業を進める体制2

    開発体制や人材、事務処理能力を示す記述はわずかで、従業員18人の会社であることがうかがえる程度。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    ターゲット業種(飲食店、アパレル等)と価値(安価・簡便・特許機能)、受注に至る理由が明確に整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    試作、結合試験、トライアル実証、改良という段階は示されているが、スケジュールや課題解決の詳細な方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    ポイントカードの市場は示されるが、同分野での普及度や高付加価値化の水準は具体的に書かれていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    中小小売・サービス業の販促・経営課題の解決に触れるが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は読み取れない。

  • 費用対効果3

    従来比で費用対効果が高いと評価された点は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    タブレットとクラウド顧客管理の連動による地域密着型企業向けの仕組みが示されるが、サプライチェーン全体への貢献は薄い。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    ポイントカードシステム市場の拡大は触れられるが、日本経済の構造転換に資する記述はうかがえる程度。

  • 地域経済への波及2

    地域密着型企業向けとあり地域事業者を対象とするが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

ポイントカードシステム市場は113億円と言われ、自社開発のクラウド型顧客管理システムとの連動により地域密着型企業向けポイントカードシステムの市場拡大を見据えている。操作の簡便性、業種ごとの高付加価値機能、取得特許のゲーム機能付ポイントカードという独自サービスから競争力は高い。

事業者の声

「ドリームビンゴポイントカード」をはじめとするシステム開発で目指しているのは、お客様に「効果があった」と喜んでいただくことです。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。