多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社富樫縫製
成果延反・裁断の自動化で縫製ラインの工数が削減され、およそ20%の生産性向上が実現した。
| 事業者名 | 株式会社富樫縫製 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 二本松市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 60人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
当社は大手メーカーとチームMD(マーチャンダイジング)を組み、サプライチェーンマネージメントや海外ネットワークの構築、アパレル・スポーツメーカーの新カテゴリ・新ブランド立ち上げのプロジェクトに携わっている。近年は多品種小ロットの案件が増えてきた。
抱えていた課題
やったこと
延反と裁断を自動化した縫製ラインを新設した。導入したのは自動延反機と自動裁断機で、自動延反機はバイブレーターをかけながら無テンションで生地を置いていく方式のため、伸びが少なく仕上がり寸法の精度が向上した。自動延反機の反物投入口は床から0.7mの位置にあり、女性や高齢者でもセットできるようになった。延反と裁断が一貫作業となったため耳揃え工程が省け、工数を軽減できた。自動裁断機はエアーテーブル、ブラシとピックアップ爪を改良し、メーカーに検収期間の改善を申し入れたことで、薄物と厚物の両素材を裁断できるようになった。
| 加工機 | 自動延反機 |
|---|---|
| 加工機 | 自動裁断機 |
延反・裁断の自動化により縫製ラインの工数が削減され、生産性はおよそ20%向上した。多品種少量生産が可能になり、国内メディカル・新縫製品分野などの短納期受注にも対応できるようになった。裁断精度が上がり、薄物から厚物まで裁断できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大手メーカーとのチームMDや新カテゴリ・新ブランド立ち上げに携わった実績があり、縫製一貫体制との連続性は読み取れる。
多品種小ロットの増加や国内メディカル・新縫製品分野への短納期対応に触れるが、市場データや競合に対する強みの記述は薄い。
多品種小ロット増加という課題を挙げ、延反・裁断自動化ラインで工数削減と生産性向上を図る計画が具体的に示されている。
「およそ20%の生産性の向上」という数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員60名、代表者が事業を説明し、チームMDへの参画実績はあるが、補助事業の遂行体制の具体的記述は少ない。
パターン作成からグレーディングまでの一貫対応や小ロット対応が特長と書かれ、顧客ターゲットの記述は限定的。
導入後の成果は述べられているが、中長期の課題検証や遂行スケジュールについての記述はうかがえる程度にとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
靴・革製品・工業用素材まで扱うことや縫製の高付加価値化に触れるが、分野の普及度や高価格化の水準は示されていない。
新たな雇用創出や川上・川下への波及効果は明記されていないが、国内メディカル分野などの需要創出にわずかに触れる。
自動延反機・裁断機導入で工数削減や約20%の生産性向上が示され、投資に対する効果が具体的に読み取れる。
自動延反機・裁断機による省力化と品質向上は読み取れるが、先端デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
福島県二本松市の企業であることは分かるが、地域特性を活かした経済成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
海外向けは市場が厳しいが、コスト競争力で勝ち抜く戦略を打ち立てていく。
鉄以外なんでも縫えます
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃