自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
豊田絲業株式会社
| 事業者名 | 豊田絲業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
1975年の創業期からミシン糸を製造していたが、ガス焼き加工を主力とし、高級綿製品用原糸の加工を行うようになった。ニット製造業を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあった。一方で世界の繊維市場は成長産業とされ、生産量は平成23年の7,600万トンから平成32年には9,000万トンに成長すると見込まれていた。
抱えていた課題
やったこと
中小企業庁の「ものづくり補助金」を活用して、単錘駆動型ガス毛羽焼きワインダーを導入した。この機械は焼くことと巻くことを同時に行えるため、巻き直しの工程を削減できる。設備メーカーとのヒアリングを重ね、均一なガス燃焼が可能になるよう工夫し、品質を落とさず加工できる機械にこだわった。個別のモーターで駆動する単錘駆動型のため、個々の糸に合ったガス焼き加工をストレスなく行える。
| 加工機 | 単錘駆動型ガス毛羽焼きワインダー |
|---|
ガス焼き加工が1日で完了するようになり、巻き直し不要で繊細な糸を痛める危険性もなくなったため、高い品質を維持できるようになった。特に超細番の糸を加工する場合に重宝している。電気・ガスエネルギーを83%以上削減でき、年間500万円のコストを削減することができた。高品質を保ちながら短納期化とコスト削減を実現する生産体制を構築でき、従業員の賃金上昇や福利厚生の充実、作業環境の改善も可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和50年にガス焼き加工を始め、平成10年の工場移転後はガス焼き加工を主力とする経緯が年号つきで書かれており、過去の取組との一貫性が読み取れる。
超細番の糸のガス焼き加工を強みとし、世界繊維市場の7,600万トンから9,000万トンへの成長見込みを踏まえた戦略が示されている。
加工に2〜3日かかる課題を挙げ、新設備で1日に短縮し、短納期化・低コスト化を実現したと具体的な数字で示している。
賃金上昇や作業環境改善の可能性にはふれているが、付加価値額の目標値は書かれておらず、実現可能性は判断できない。
従業員15名の規模と熟練技術者から若い世代への技術伝承の方針は読み取れるが、補助事業の遂行体制の具体は薄い。
取引先の商品開発スピードや在庫減少ニーズに応え、半導体部品や仕上げクロス向けなど顧客と用途が具体的に示されている。
新分野への進出や技術伝承を今後の方針として挙げているが、遂行スケジュールや課題の解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
世界でも同社しかできない高級綿製品用原糸のガス焼き加工を行い、高水準の高付加価値化を図っている点が読み取れる。
国内繊維産業の生き残り戦略として高付加価値商品の開発が挙げられているが、波及効果や雇用創出の規模は示されていない。
年間500万円のコスト削減と8割超の電気・ガスエネルギー削減という数字が示され、費用対効果の高さがうかがえる。補助額との比較はない。
デジタル技術や新しいビジネスモデルの活用はうかがえず、サプライチェーンのイノベーションへの貢献は限定的にしか読み取れない。
繊維市場の成長見込みと新分野への進出方針が書かれており、構造転換への関わりがうかがえるが、具体性は薄い。
大阪府南河内郡河南町への工場移転は書かれているが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する内容は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は海外や他社の追従を許さない競争力を確保し、既存顧客の維持、シェア拡大、新規顧客の開拓を目指す。全く新しい分野にも参入し、毛羽に関する悩みへの解決策を提示できる会社にしていく。
糸は頭で巻け
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分