ボーイング737:機械加工部品の増産対応及び生産性の強化
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
有限会社日向キャスティング
成果納品リードタイム 3か月→週→3か月→週
| 事業者名 | 有限会社日向キャスティング |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 日向市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
当社は銅合金・アルミ合金の鋳造、機械加工、木型製造を行っている。主な取引先は輸送機械メーカーである。銅合金の鋳物業界は年間総生産量が10万トン前後で市場規模が比較的小さく、大多数の企業が小規模である。クライアント側は海外の安価な人件費や大型設備を背景にした海外メーカーからの調達を進めている。
抱えていた課題
やったこと
3Dデータを作成し、マシニングセンタを導入して木型の製作、鋳造、機械加工を自社内で一貫生産し、ワンストップで製品を提供できる体制を整えた。3Dデータを使い、設計段階から木型、鋳造、機械加工までを見据えた提案型の営業に取り組み、新たな顧客の開拓を目指した。鋳造品をマシニングセンタで機械加工した際に出る金属切削屑を再溶解して再利用し、原材料コストの低減に取り組んだ。
マシニングセンタと3Dデータの活用により、木型製作から鋳造、機械加工までの工程を自社内で行えることを確認した。従来3か月程度かかっていた初品出荷までの期間が3週間程度に短縮でき、納期の大幅な改善につながった。切削層の再溶解により原材料費を5%削減し、事業計画で設定した目標以上の成果を得た。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
木型製作から鋳造・機械加工までの自社内製化を目指すと書かれ、過去の取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置づけは具体的に示されていない。
海外メーカーの安価な調達と価格競争への危機感を挙げ、ワンストップ化と納品スピードで対抗する方針が具体的に読み取れる。
分業による納期長期化・コスト増の課題を示し、マシニングセンタ導入で木型から鋳造・加工を内製化する解決策を示している。
初品出荷まで3か月の期間が3週間程度に短縮可能と実証され、切削層の再溶解で原材料費5%削減とされている。ただし付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
3Dデータ活用や内製化の方針はうかがえるが、人材や事務処理体制について公開事例では記載がない。
提案型営業で新たな顧客を開拓し、表札・銘板・フライパンなど個人向け分野への展開を検討すると書かれているが、ニーズの裏付けは薄い。
一般産業機械分野への展開や鋳造シミュレーション・3Dプリンター活用などの今後の方向性は示されているが、スケジュールや課題解決方法は明確でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
鋳造業界は小規模企業が多く設備更新も遅れていると書かれているが、高付加価値化や高価格化を図る内容は読み取れない。
鋳造業界の市場規模や多数の小規模企業の存在にふれているが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
納品期間の短縮や原材料費削減の成果は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加額の記載はない。
3Dデータを木型・鋳造・機械加工に一貫利用し、サプライチェーンの工程統合に取り組むと書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
マシニングセンタの導入により生産能力が向上するため、一般産業機械分野へ事業を展開して新規需要を掘り起こし、売上の増大を図る。木型を自社で開発できるようになったことから、個人向けの表札、銘板、フライパン、鍋などの鋳造分野への進出も検討している。鋳造シミュレーション、重量計算、3Dプリンターなど3Dデータの活用により事業領域を広げていく。
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。