ものづくり補助金平成26年度生活関連サービス業、娯楽業青森県

病院・高齢者施設の入所者向け私物洗濯の個別管理システムの構築

株式会社西北総合ドライクリーニングセンター

この事例のポイント

  • 既存の洗濯機は容量が小さく、回転バランスが悪いため脱水が困難で、私物洗濯の処理量を増やせなかった。
  • 容量100kgの全自動洗濯脱水機を導入し、一度に洗濯できる処理量を増やした。
  • 大型の洗濯脱水機の導入により一度に処理できる量が増え、洗濯脱水にかかる時間がおよそ3時間短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社西北総合ドライクリーニングセンター
所在地青森県 つがる市
業種洗濯・理容・美容・浴場業
従業員数45人
資本金1,000万円
設立2001年

事業の背景

当社は平成13年に設立され、病院や福祉施設の布オムツなどを対象としたクリーニング業を行ってきた。オムツが布製から紙製に切り替わったことで、現在は施設利用者の私物洗濯を中心とした業務を行っている。施設からのニーズは多いが、クリーニング業界全体の需要は縮小傾向にある。一方で、私物洗濯の市場は高齢化や施設のスタッフ不足を背景に拡大傾向にある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力既存の洗濯機は容量が小さく、回転バランスが悪いため脱水が困難で、私物洗濯の処理量を増やせなかった。
  • 品質・精度既存の業務用乾燥機では急激な温度上昇により、衣類の縮みや変色が生じ、施設から苦情が出ていた。
  • 人手・技能個人ごとの私物洗濯を個別に管理する体制が十分になく、作業負担が大きかった。

やったこと

容量100kgの全自動洗濯脱水機を導入し、一度に洗濯できる処理量を増やした。施設用全自動乾燥機は一個あたり17kgに対応し、8個のドラムが並ぶ構成とした。青森県の冬期間の地域性と衣類の素材を考慮し、乾燥能力のより高い機種を選定した。乾燥機は個別のドラムごとに温度設定できるようにし、個人ごとの管理を整備した。

  • 加工機容量100kg全自動洗濯脱水機施設用全自動乾燥機一個あたり17kg対応、ドラム8個

事業の効果

大型の洗濯脱水機の導入により一度に処理できる量が増え、洗濯脱水にかかる時間がおよそ3時間短縮された。その分、機械のメンテナンスや清掃など洗濯以外の業務に時間を充てられるようになった。乾燥機の導入で温度を個別に設定できるようになり、衣類の傷みや縮みのトラブルがなくなって柔らかな仕上がりとなり、他社との差別化にもつながっている。新しい乾燥機の導入後は中1日で返却できるようになり、設備導入後の苦情はゼロになった。

今後の展望

現在は青森市から深浦町まで、つがる・五所川原地域を中心に、病院、老人ホーム、介護施設などのリネン類と私物洗濯を引き受けている。新型コロナウイルスの感染防止対策により面会家族が洗濯物を預けられなくなったことから、洗濯業務を外部に委託する施設が今後増える可能性がある。今後は施設利用者の洗濯に加え、自宅で暮らす高齢者の私物洗濯にも対応できるよう、回収や配達の仕組みを模索していく。

業種と困りごとが近い成果事例

滋賀県生活関連サービス業、娯楽業平成25年度

ソーター導入による売上・付加価値額の増加

アセンブリ工程のうち、②分類10から④アセンブリ迄の工程をソーター(クリーニング品を自動で連番に並べ替えて排出する装置)により自動化した。

効果:作業時間(月間) 3,266分/日→1,438分/日

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。