ものづくり補助金平成26年度製造業秋田県

地中熱(地下水熱)等の再生可能エネルギーの利用熱量に応じた従量制サービスの開発

ENEX株式会社

この事例のポイント

  • 農業の周年栽培施設では、暖房費(燃料代)が経営を圧迫しており、その削減が課題となっている。
  • 既に当社のヒートポンプ製品を導入している施設に、エネルギーの利用状況を計測する装置を組み込んだ。
  • 遠隔監視データに基づく予測制御が可能になり、エネルギー利用状況を把握できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名ENEX株式会社
所在地秋田県 仙北郡美郷町
業種業務用機械器具製造業
従業員数16人
資本金1,000万円
設立2010年

事業の背景

当社は農業の周年栽培向けに、地下水熱を利用したヒートポンプシステムを開発・販売してきた。顧客からは省エネ性とランニングコストの低さについて評価を得ていた。一方で、イニシャルコストの高さが販売拡大の課題となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算農業の周年栽培施設では、暖房費(燃料代)が経営を圧迫しており、その削減が課題となっている。
  • コスト・採算省エネ性が高いヒートポンプなどの機器は初期費用(イニシャルコスト)も高く、普及の妨げになっている。

やったこと

既に当社のヒートポンプ製品を導入している施設に、エネルギーの利用状況を計測する装置を組み込んだ。計測したデータは監視ソフトで把握するとともに、クラウドへ収集した。任意のデバイスから機器の状態を24時間監視できるよう、遠隔監視の動作検証を行った。熱源井戸の状態は水中カメラで映像により確認できるようにした。

新しい製品・サービス:ヒートポンプ等の省エネ機器を無料提供し、利用熱量に応じて課金する、メンテナンス体制を付加した従量制エネルギーサービス

事業の効果

遠隔監視データに基づく予測制御が可能になり、エネルギー利用状況を把握できるようになった。熱源井戸の点検を水中カメラで行えるため、自社のメンテナンス体制が充実し、コスト削減につながった。これにより、付加価値が高く利用しやすいサービスとなった。

今後の展望

無料提供した省エネ機器への計測装置の組み込みと遠隔監視システムの開発を進め、全国規模で年間50〜100台の展開を目指す。料金設定などを検討し、仕様やメンテナンスを改良していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。