ものづくり補助金平成26年度生活関連サービス業、娯楽業愛媛県

「全品翌日仕上がり100%保障!!」クイックシステムの構築

株式会社ミッキークリーニング

この事例のポイント

  • クリーニングの仕上げ日数を顧客に明示できず、多くの不満の声があがっている。
  • 高速処理が可能な仕上げ機、包装機等を新規に導入し、クリーニングのお預かり日に対し全品を翌日に仕上げられる業界初のクイックシステムを構築した。
  • 加工部門の人員を削減できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ミッキークリーニング
所在地愛媛県 松山市
業種洗濯・理容・美容・浴場業
従業員数30人
資本金900万円
設立1959年

事業の背景

当社は昭和34年に個人創業し、昭和53年に法人化したクリーニング業者である。クリーニング、貸しおしぼり、コインランドリーを営んでいる。創業時から「早い・安い・キレイ」をキャッチフレーズに営業してきたが、長年を経て日常化しており、新たな施策が求められていた。一方でクリーニング需要は減少し市場は縮小しており、業界の競争は激化の一途をたどっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術クリーニングの仕上げ日数を顧客に明示できず、多くの不満の声があがっている。
  • 生産能力仕上がり時期の明確化を望む消費者の要求に応えられていない。
  • 販路・情報発信創業時からの「早い・安い・キレイ」の訴求が長年の慣行となり、新たな施策が必要になっている。
  • 集客・繁閑クリーニング需要の減少と市場縮小により、業界の競争が激化している。

やったこと

高速処理が可能な仕上げ機、包装機等を新規に導入し、クリーニングのお預かり日に対し全品を翌日に仕上げられる業界初のクイックシステムを構築した。導入したのはサンドイッチズボンプレス機、シングルズボンプレス機、パフ機能付き仕上げ台、帽子仕上げ器、三方シール自動平面包装機、快速自動立体包装機である。導入後は、クリーニング工程とルート回収・配達の時間を検証し、クイックシステムの工程整備と従業員教育、マニュアル作成を進める計画である。また、クイックシステム導入の担当責任者を配置する予定である。

加工機サンドイッチズボンプレス機
加工機シングルズボンプレス機
加工機パフ機能付き仕上げ台
加工機帽子仕上げ器
加工機三方シール自動平面包装機
加工機快速自動立体包装機

新しい製品・サービス:全品翌日仕上がり100%保障のクイックシステム

事業の効果

加工部門の人員を削減できた。熟練者でなくとも作業が可能となり、今後の労働力確保に有利になった。導入設備により生産枚数と仕上げ個数が向上し、品質も向上した。設備1台で多様な素材に合わせた仕上げが可能になり、品質の安定化・均一化も実現した。プログラミングによる自動包装も可能になった。これにより収益、売上高、市場占有率の向上を見込んでいる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業時からの「早い・安い・キレイ」を基に翌日仕上げを掲げ、一貫性は読めるが、経営戦略上の位置づけは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    消費者アンケートで仕上がり時期の明確化が求められ、業界の競争激化が背景と示されており、外部環境と取組の関係が具体的に読める。

  • 課題の認識と解決4

    課題として仕上がり日数の不満を挙げ、高速仕上げ機・包装機の導入で翌日仕上げを実現する、解決策との対応が具体的に書かれている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    収益UPや売上UPは記載があるが、数値目標や具体的な付加価値額・賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    設備導入以外の課題として従業員教育や責任者配置が挙げられているが、体制の人数や事務処理能力の具体的記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    消費者アンケートに基づく仕上がり時期の明確化ニーズと、全品翌日仕上がり100%保障という選ばれる理由が明確に整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    配送時間や作業時間の検証、工程整備、教育などの活動予定はあるが、スケジュールや期限の記載がなく妥当性は読み取りにくい。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    業界初のクイックシステムと記載されているが、高付加価値化や高価格化の水準は具体的に書かれていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    加工部門の人員削減や生産枚数向上が挙げられているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    自動包装のプログラミングなどに触れているが、デジタル技術の活用による地域やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    松山市の事業所として地域の事業者であることはうかがえるが、地域特性を活かした雇用創出や成長への言及は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

滋賀県生活関連サービス業、娯楽業平成25年度

ソーター導入による売上・付加価値額の増加

アセンブリ工程のうち、②分類10から④アセンブリ迄の工程をソーター(クリーニング品を自動で連番に並べ替えて排出する装置)により自動化した。

効果:作業時間(月間) 3,266分/日→1,438分/日

栃木県生活関連サービス業、娯楽業平成27年度

体験型カーレジャーパークの運営

ダートコースとサーキットを一体化した体験型カーレジャーパークを展開し、子どもや女性、若年層が車を自由に走行しながら車の構造や緊急時対処法を…

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。