ものづくり補助金平成27年度生活関連サービス業、娯楽業香川県

お客様に安心安全なドライクリーニングを提供する

さかえドライ株式会社

この事例のポイント

  • 石油系溶剤は乾燥が不十分だと灯油のようなにおいが残り、アレルギーや皮膚炎を引き起こす可能性がある。
  • 洗浄力が高く速乾性にも優れた次世代フッ素系溶剤「1233Z」を、一般クリーニング店として全国初導入した。
  • クリーニング後の衣類に溶剤が残留するリスクがゼロになり、洗浄力も上がるため、お客様が安心して着用できる。

事業者のプロフィール

事業者名さかえドライ株式会社
所在地香川県 香川県高松市
業種洗濯・理容・美容・浴場業
従業員数185人
設立1963年

事業の背景

クリーニング業界は平成4年をピークに需要が減少している。弊社は大型コインランドリー併設店舗や宅配クリーニングなどを展開し、収益の回復に努めてきた。一方で価格競争だけでは経営に限界があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度石油系溶剤は乾燥が不十分だと灯油のようなにおいが残り、アレルギーや皮膚炎を引き起こす可能性がある。
  • その他石油系溶剤は作業中のにおいや爆発の危険性があり、従業員にとって良い職場環境とはいえない。
  • 集客・繁閑クリーニング業界は平成4年をピークに需要が減少しており、価格競争だけでは経営に限界がある。

やったこと

洗浄力が高く速乾性にも優れた次世代フッ素系溶剤「1233Z」を、一般クリーニング店として全国初導入した。タッチパネル制御の大型ドライクリーニング機「JVS SV-1700i」で衣類をスピーディーに洗浄する。フッ素系クリーニングでは使用後の溶剤を蒸留して汚れを分離し、新液として再生できる。フィルターで汚れを取り除くため、溶剤が徐々に汚れていく石油系に比べ、「洗い」「すすぎ」ともクリーンな溶剤を使用できる。

加工機JVS SV-1700i
その他次世代フッ素系溶剤「1233Z」

新しい製品・サービス:フッ素系ドライクリーニング(次世代フッ素系溶剤「1233Z」を使用)

事業の効果

クリーニング後の衣類に溶剤が残留するリスクがゼロになり、洗浄力も上がるため、お客様が安心して着用できる。短時間で洗い上げ、低温で乾燥できるため衣類を傷めにくく、即日・時間仕上げにも対応しやすい。これにより顧客満足度が高まり、他社との差別化とさらなるシェア拡大が見込まれる。工場では石油系のにおいや爆発の危険性がなくなり、働く人にやさしい環境が整った。長期的なランニングコストも抑えられ、サービスへの還元や会社の収益強化も見込んでいる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    創業56年の業態で、価格競争の限界を受けて安心・安全による差別化を図る方針は読めるが、既存事業との連続性の記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    需要減少と価格競争の限界、差別化によるシェア拡大の狙いは書かれているが、競合比較や自社の強みの定量的な裏付けはない。

  • 課題の認識と解決3

    石油系の残留臭・爆発リスクという課題と、フッ素系導入による顧客満足度向上・シェア拡大の方向性は示されている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    ランニングコストの抑制や収益強化は見込むとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員185名、直営31店・代理店35店の事業規模は読めるが、導入を遂行する体制や担当者については記載がない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    無臭・引火の心配がない、残留リスクゼロ、短時間洗い上げ、即日仕上げ対応など、顧客に選ばれる理由が具体的に整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    導入機の名称と溶剤の特徴は示されているが、導入スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    一般クリーニング店として全国初導入と書かれており新規性はうかがえるが、分野全体の普及度や高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    長期的なランニングコスト抑制が見込まれると書かれているが、補助金額と付加価値増加の関係を示す数値はない。

  • イノベーションへの貢献2

    溶剤の蒸留再生によるクリーンな洗浄という技術は書かれているが、地域やサプライチェーン全体への波及は記載がない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    香川県高松市周辺に直営・代理店を展開する地域事業者であることはうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。