自社設備(大型プレーナー)の改良によるリードタイム短縮化・短納期化の実現
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
株式会社恵伸精密
成果最大加工領域(X軸) 900mm→1,540mm
| 事業者名 | 株式会社恵伸精密 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 那須烏山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1984年 |
当社は金属加工において、素材を問わず10mmから900mmまでの高精度切削加工と多品種・少量加工を得意としている。市販車の試作から量産に向けた加工提案を行い、半導体関連部品や航空機部品など先端産業の部品も数多く手掛けてきた。近年は自動車産業などの取引先から大型高精度加工の需要が増えている。
抱えていた課題
やったこと
社内生産体制を見直し、受注・生産・検査・出荷の4工程を再構築した。自社製の「品質情報シート」を導入して工程ごとの製品の状態を管理し、工程間の情報伝達を円滑にした。大型部品加工の最適化として、従来の横形MC(最大加工領域X900mm、Y600mm、Z650mm)に代えてDMG森精機株式会社製の大型立形マシニングセンタNVX7000を導入した。最大加工領域はX1540mm、Y760mm、Z660mmで、X軸・Y軸では従来機の約1.5倍の大きさの製品を加工できる。導入後は加工部品の平面度、立体物への対応、温度、ひずみ、自重への対応など様々なテストを繰り返し、大型部品の精度向上を図った。
品質情報シートの導入と新設備の導入により、全工程で工期が短縮された。段取り時間や治具取付時間が大幅に減り、生産時間の短縮は当初予想の工期10%短縮を大幅に超えた。大型立形MCの導入で最大加工領域が広がり、新設備導入前より約2倍大きい製品の加工が可能になった。精度の維持と向上も比較的容易にできるようになり、不具合品の流出もなくなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存のMC加工領域が狭く大型加工に対応できないという課題を認識し、生産体制再構築と大型加工の最適化を目指して設備導入に至っている。
取引先から大型高精度加工のニーズが増えている中、加工領域を約1.5倍に広げ、自動車など多産業の大型化需要に対応する点が強みとして示されている。
納期短縮、精度向上、大型化の目標を三点掲げ、工期を全工程で56%短縮する実効性のある改善を数字で示している。
テストピース加工で約50%の時間削減、全工程で56%の工期短縮が示されており、目標の達成見込みが具体的に裏付けられている。
創業以来の加工技術とノウハウを持ち、テストを繰り返して精度向上を図るなど、補助事業を遂行する体制・能力の記述がある。
自動車、航空宇宙、ロボットなど多岐にわたる取引先から大型部品の引き合いが増えており、ニーズの裏付けと選ばれる理由が示されている。
テストを繰り返して平面度や温度、ひずみへの対応を検証し、今後は新規業種への参入を見据えるなど、遂行方法と課題解決の流れが示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
1000mm〜900mmの高精度切削と多品種少量加工を強みとし、半導体・航空機など先端産業の部品を手がけており、高付加価値分野での優位性がうかがえる。
自動車、航空宇宙、ロボット産業など多くの産業で部品の大型化が進み、新たな需要を生む点が述べられている。
工期短縮や時間削減の数字はあるが、補助金投入額に対する付加価値額の増加や費用対効果の記述がなく、薄い。
立形MCの導入で作業効率化を図るが、先端デジタル技術や新たなビジネスモデルによるサプライチェーン貢献の記述は薄い。
半導体関連や航空機部品など先端産業を手がける点は触れているが、日本経済の構造転換への言及は薄い。
栃木県那須鳥山市の企業として技術力を活かす方針は示されているが、地域の雇用や経済成長への波及は具体的に書かれていない。
今後は大型部品の加工技術をさらに向上させ、新規業種への参入など新たな顧客開拓に努める。
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。