自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
高橋鉄工株式会社
成果精度(誤差) 5μm→1μm
| 事業者名 | 高橋鉄工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 周南市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工,製造環境,表面処理 |
| 従業員数 | 16人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1956年 |
創業以来、金属加工一筋の金型製造業者で、プレス金型・押出し金型・インジェクション金型など多様な金型の設計・製作を手掛けている。自動車分野では国内市場の成熟化によりグローバル競争が激化し、製品ライフサイクルの短期化と小型化・複雑化が進んでおり、高精度・短納期を求める顧客要請は一段と厳しくなっている。当社も自動車関連企業を主要な得意先に抱えている。
抱えていた課題
やったこと
高精度マシニングセンタと高速回転スピンドル(50,000rpm)を導入し、大容量のデータを忠実に再現して高速かつ高精度・高品位な形状加工を可能にした。マシニングセンタの振動抑制機能により送り速度の高速化を実現し、スピンドルは表面粗さの大幅な向上を可能にした。また、工作機械とパソコンをリンクさせ、現場作業者1人に1台のCAD/CAMを配置して、作業者が最適な手法・プログラムで加工できる環境を整えた。
| 加工機 | 高精度マシニングセンタ(MB-46VA) |
|---|---|
| 加工機 | 高速回転スピンドル(50,000rpm) |
| ソフト | CAD/CAM |
新しい製品・サービス:新金型構造の超微細形状を高速で加工する磨きレス加工技術
加工精度の向上により、従来必要だった荒磨きが不要になり、中磨き・仕上げ磨きに特化した技術教育・習得が可能になった。磨き作業は125時間から30時間へ大幅に短縮され、加工工程も含めて一層のリードタイム短縮が実現した。高速加工時のビビリ発生も低減された。今後は熟練作業者の負担軽減と熟練技術の継承を進め、半導体や精密部品関連の基盤金型への進出も視野に入れている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動車分野の高精度・短納期要請への対応が課題とされ、金型製作の延長にある取組と読めるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
切削加工や高精度加工に定評があるとの記述はあるが、市場動向との関係や競争優位の根拠は具体的に示されていない。
磨き工程が125時間から30時間に短縮、加工工程も125時間から110時間へ、トータル110時間短縮など数字で課題解決効果が示されている。
精度が誤差5μmから1μmへ向上、磨き作業125時間から30時間への短縮など数値目標と結果が示されるが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
現場作業者1人1台のCAD/CAM配置や熟練作業者による一貫設計体制が記述されているが、人員計画や事務処理能力は書かれていない。
自動車関連企業向けの高精度・短納期ニーズは述べられるが、ターゲット顧客の規模や選ばれる理由の整理は薄い。
今後は半導体や精密部品関連の基盤金型への進出を視野に入れるとあるが、遂行方法やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
超微細形状の高速加工や高品位表面を実現とあり、高付加価値化の方向性はうかがえるが、分野内の水準を示す数値は少ない。
自動車分野の技術継承や熟練作業者の負担軽減が述べられる程度で、国が補助する波及効果の具体性は薄い。
磨き時間の大幅短縮という効果は数字で示されるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果は書かれていない。
CAD/CAMと工作機械のリンクなどデジタル活用はあるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は示されていない。
半導体や精密部品関連への進出が視野にあると記述され、構造転換への関与がわずかにうかがえる。
山口県周南市の企業であることは示されるが、地域の特性を活かした雇用創出や成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
熟練作業者の高齢化が進む中、本事業で作業者の負担軽減が期待でき、機械に置き換えできない熟練技術の継承を一層推し進める。従来放電加工で長時間を要していた微細加工にも対応できるようになったため、半導体や精密部品関連の基盤金型への進出も視野に入れている。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分