乾燥機とロール機を更新、エネルギー使用量を61%削減

成果補助対象設備のエネルギー使用量を61.2%(90.8kl/年)削減し、CO2を年236.5t-CO2削減した。

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この事例のポイント

  • 乾燥機は外側から入れていた温風を内胴へ直接送る方式に替え、熱の損失を減らした。
  • ロール仕上げ機は片面しか熱に当たらなかった構造を改め、両面が熱に当たるようにした。
  • 蒸気を多く使う工程の設備を替え、燃料費の負担を減らす取り組みとした。

事業者のプロフィール

法人番号8070001009976
所在地群馬県安中市
業種洗濯・理容・美容・浴場業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 蒸気の使用量リネン製品の処理には大量の蒸気を使うため、燃料費の高騰が経営を圧迫していた。価格は自社でコントロールできないため、使用量を減らす必要があった。

やったこと

  1. 事業の内容一般家庭の衣類のドライクリーニングと、ホテルや旅館のシーツ・浴衣・タオルなどを洗濯して貸し出すリネンサプライを手がける。過去10年間、機械設備の更新を中心に省エネに取り組んできた。
  2. 乾燥機の更新トンネル式乾燥機を更新した。従来は外胴の外側から温風を入れていたため、外胴や内胴に熱が奪われ、多くの熱量が必要だった。新しい機械は内胴へ直接温風を入れ、少ない熱量で乾燥できるようにした。
  3. ロール仕上げ機の更新ロールと熱板の間を洗濯物が通る方式の仕上げ機を更新した。従来は熱が当たる面が片面だけだったが、新しい機械は両面が熱に当たるようにし、熱ロスを大幅に減らした。

補助金を使った経費

  • ロール仕上げ機チェスト&カレンダー乾燥機トンネル式経費の区分:設備費

事業の効果

  • 蒸気使用量は乾燥機が340kg/hから255kg/h、ロール仕上機が850kg/hから350kg/hに減った。
  • 消費電力は乾燥機が11.2kWから5.9kW、ロール仕上機が18.0kWから16.4kWに減った。
  • 補助対象設備の省エネルギー量は90.8kl/年、省エネルギー率は61.2%だった。
  • 削減コストは576万円/年、CO2削減効果は236.5t-CO2/年だった。
  • 生産性の向上や省エネ、人員確保にも貢献した。

事業者の声

リネンサプライ業で使用する機械は大量の蒸気を使うため、燃料費の高騰は大きく経営を圧迫します。価格をコントロールできない以上、少しでも使用量を削減するため、弊社では過去10年間、機械設備の更新を中心に省エネに取り組んでまいりました。採択を頂いたことで、生産性の向上と省エネや人員確保にも貢献しましたが、今後更に省エネを進めるには乾燥機や仕上げ機から出る排風、排熱の再利用が実現しないものかと期待しております。

群馬県のドライクリーニング・リネンサプライ業
出典・注記

今後の展望

今後さらに省エネを進めるため、乾燥機や仕上げ機から出る排風・排熱の再利用を期待している。

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