SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和7年度製造業青森県

DXで蒸気とA重油の使用を測り、CO2を21%減らす計画

中栄コンクリート工業株式会社

成果対策の実施により、年間のCO2排出量を217t-CO2から171t-CO2へ、21%減らす目標である。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 冬の消費量が夏の倍になるなど、季節による差の大きさを課題として捉えた。
  • ボイラー、蒸気配管、養生設備の3つについて、温度や重油の使用量を測る目的を決めた。
  • 測定データを使い、設備更新と運用改善の両方でCO2削減を進める。
  • SBT認定の申請で連絡した支援機関から、この補助事業を紹介された。

事業者のプロフィール

事業者名中栄コンクリート工業株式会社
所在地青森県
業種コンクリート製品製造業
相談先株式会社エネルギーソリューションジャパン

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 冬季の消費量が夏季の倍年間を通じたエネルギー消費量の削減が課題だった。設備が古く、ボイラーの燃料転換や運用改善にも難しさがあった。

やったこと

  1. DXシステムの導入エネルギー消費の実態を細かく把握するため、DXシステムを入れる。ボイラーや蒸気配管系統、養生システムなど、消費量の多い設備を対象にする。
  2. 測定:ボイラーと蒸気の管理2基のボイラーについてA重油の消費量と養生工程の温度を測り、燃料使用量を把握して適正化する。蒸気配管と養生システムは、温度とサーモビューアーによる温度分布を測り、熱漏れを防いで適切な断熱状態にする。
  3. 対策:運用改善と設備更新蒸気配管の放熱や漏れを調べて断熱化と経路の見直しを行い、養生時の保温性も高める。あわせて次世代養生システムを構築・導入する。
  4. きっかけ:支援機関からの紹介SBT認定の申請のため支援機関に連絡したところ、DXシステムの導入を含むこの補助事業を紹介され、活用を決めた。

補助金を使った経費

  • DXシステム次世代養生システム経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 次世代養生システムの構築・導入で、CO2を年54.2t-CO2、エネルギーコストを年206.2万円減らす計画である。
  • 養生時の保温性向上により、CO2を年32.5t-CO2、エネルギーコストを年123.7万円減らす計画である。
  • 蒸気配管系統の断熱化で、CO2を年7.6t-CO2、エネルギーコストを年28.8万円減らす計画である。
  • 蒸気配管系統の見直しで、CO2を年6.5t-CO2、エネルギーコストを年20.6万円減らす計画である。
  • 目標年度の2027年に、事業所全体のCO2排出量を217t-CO2/年から171t-CO2/年へ、21%減らす見込みである。

事業者の声

CO2削減を実施するにあたり、当工場でCO2排出量が一番多い蒸気ボイラーの燃料であるA重油使用量削減を掲げました。

将来的にはコスト削減に繋がることを期待しております。

青森県のコンクリート製品製造業
出典・注記

相談先と計画づくり

民間の専門家株式会社エネルギーソリューションジャパン

今後の展望

運用改善と設備更新は実施計画の段階であり、データを使って対策を進める。将来はコスト削減につながることを期待している。

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