SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和4年度製造業静岡県

キュポラを高周波誘導炉に替え、CO2を約16%減らす

株式会社赤阪鉄工所

成果事業場全体のCO2排出量を年5,038t-CO2から15.8%減らす計画で、エネルギーコストは年約3,955万円下がる。

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この事例のポイント

  • 更新時期のキュポラを電気式の高周波誘導炉に替え、燃料をコークスから電気へ転換した。
  • 主要システムである工業炉のCO2を42.7%減らす目標を立てた。
  • 補助対象の更新に加え、コンプレッサーの更新や運用の見直しなど自主的な対策も組み合わせた。
  • 騒音・残渣・臭気といった工場周辺の環境悪化も抑えられる。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社赤阪鉄工所
所在地静岡県
業種輸送用機械器具製造業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • キュポラの老朽化とCO2排出キュポラが更新時期に達していた。コークスの使用でCO2排出量が多く、騒音・残渣・臭気など周辺環境への悪影響もあった。

やったこと

  1. 高周波誘導炉への更新2,486kWのキュポラ2基を、3,000kW(8t/charge)の高周波誘導炉1台に更新し、コークスから電気へ燃料を転換した。
  2. 自主的対策:設備の高効率化メンテナンス用の圧空システムに、適正容量のインバータ式コンプレッサーを導入した。
  3. 自主的対策:運用の改善既設の高周波誘導炉で行っていた溶解の一部を新設炉に移し、エアーコンプレッサーのアンロード電力も減らした。
  4. 情報入手と体制SHIFT事業の情報はweb上で入手した。炉のメンテナンス手順や体制を改善し、新設炉の稼働日数を伸ばす。

補助金を使った経費

  • 高周波誘導炉3,000kW、1台経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 事業場全体のCO2排出量を、現状の5,038t-CO2/年から15.8%削減する。
  • 主要システム(工業炉)のCO2排出量を、1,798t-CO2/年から1,030t-CO2/年へ42.7%削減する。
  • エネルギーコスト削減額は約3,955万円/年となる。
  • 投資回収年数は補助ありで約5年、補助なしで約8年。
  • メンテナンス負荷が下がり、騒音・残渣・臭気など工場周辺の環境も良くなる。

事業者の声

補助金を活用することにより、溶解設備の環境負荷低減を目的とする大規模な更新を実施しました。

申請の際に関連機関や支援機関の的確なアドバイスを受けたことにより、スムーズに申請することが出来ました。

静岡県の輸送用機械器具製造業
出典・注記

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