冷凍機の空冷化と太陽光でCO2を34%減らす

西島冷蔵倉庫株式会社

成果事業所全体のCO2排出量を約34%、主要システムでは43%減らした。

省エネ・脱炭素に使える公募中の補助金 313件を見る

この事例のポイント

  • 排出源の大半を占める冷凍設備と照明を重点的に対策した。
  • 冷凍機の更新に、負荷に応じた冷媒制御と太陽光発電を組み合わせた。
  • 補助対象外のLED化とデフロスト回数の低減も自主対策として進めた。
  • 環境対策を地域や業界に示せ、企業イメージの向上にもつながった。

事業者のプロフィール

事業者名西島冷蔵倉庫株式会社
所在地静岡県
業種倉庫業(冷蔵倉庫)
相談先株式会社豊国エコソリューションズ

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 更新時期を過ぎた水冷式冷凍機水冷式の冷凍機は更新時期を超え、CO2排出量が多かった。業界の低炭素社会実行計画を受け、年間電気使用量の削減も急務だった。

やったこと

  1. 水冷式から空冷式へ更新水冷式冷凍機2台(合計55kW)を空冷式2台(合計53kW)に替え、高効率化してCO2と水道使用量を減らした。
  2. ET制御の導入新しい空冷式冷凍機の電力消費をさらに抑えるため、クオリティコントローラを入れて負荷に応じた冷媒制御を行った。
  3. 太陽光発電設備の導入事業所内の電力使用量が増えていたため、定格出力50kW(550W/枚×80枚)の太陽光発電を入れ、使用電力の一部を賄った。
  4. 自主対策の実施補助対象外でLED照明に替え、デフロストの回数も減らした。

補助金を使った経費

  • 高効率冷凍設備空冷式冷凍機2台太陽光発電設備50kWクオリティコントローラ経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 事業所全体のCO2排出量は187t-CO2/年から124t-CO2/年に減り、削減率は約34%となった。
  • 主要システム(冷凍設備等)のCO2排出量は148t-CO2/年から84t-CO2/年に減り、43%削減となった。
  • エネルギーコストは年間約294万円減る見込みである。
  • 投資回収年数は補助ありで約13.1年、補助なしで約19.3年である。
  • 照明のLED化で作業環境が良くなった。

事業者の声

補助金を活用した本事業で冷凍機を水冷式から空冷式に転換したことにより、CO2排出量の削減に大きく貢献できた。

そして太陽光発電設備の導入による環境対策を地域および関係業界にアピールでき企業イメージの向上が図れた。

また、補助対象外工事として照明設備のLED化を図り、作業環境の改善にもつながった。

静岡県の冷蔵倉庫業
出典・注記

相談先と計画づくり

民間の専門家株式会社豊国エコソリューションズ

今後の展望

2030年に向け、設備能力当たりの年間電気使用量原単位を2013年度比51%削減することを目指す。2050年には再エネ設備の導入やCO2クレジットによるオフセットなどを検討する。

同じ業種の採択事例

運輸業、郵便業の事例をすべて見る