SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和3年度製造業兵庫県

キュポラを電気炉に替え、CO2を約4割減らす

株式会社クボタ

成果目標年度に工場全体でCO2を年24,094t(削減率41.0%)減らし、エネルギーコストを年約1億6,700万円削減する見込み。

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この事例のポイント

  • CO2排出の多いコークス燃料の溶解工程を、電気炉への燃料転換で見直した。
  • 電気炉の炉容量・台数・操業条件を最適化し、稼働率を高めて投資額を抑えた。
  • 未対策だった天井の水銀灯のLED化も計画に加えた。
  • CO2削減に加え、安全性・作業環境・生産の柔軟性の向上も見込む。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社クボタ
所在地兵庫県
業種鋳鉄管製造業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 老朽化とCO2排出コークスを燃料とする鋳物の溶解設備は老朽化が進み、CO2削減と老朽化対策が大きな課題だった。
  • 投資額の大きさ新しい工程でCO2を大きく減らせるが、投資額が大きく対応に苦慮していた。

やったこと

  1. 電気炉への燃料転換キュポラから電気炉へ切り替え、溶解工程の燃料をコークスから電気に替えた。
  2. 工夫:炉の最適化炉容量と台数、操業条件を最適化して稼働率を上げ、投資額を圧縮した。
  3. 照明のLED化未対策だった天井の水銀灯をLEDに替える対策を追加した。

補助金を使った経費

  • 電気炉経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 目標年度の工場全体のCO2排出量は年34,575tとなり、削減量は年24,094t、基準年度比の削減率は41.0%となる計画である。
  • エネルギーコストは年約1億6,700万円下がる見込みである。
  • 投資回収年数は補助ありで約14年、補助なしで約17年となる見込みである。
  • 電気炉化で安全リスクとメンテナンスコストが大きく減り、生産の柔軟性も高まる見込みである。
  • スラグなどの廃棄物、水使用量、粉塵の発生が減り、作業環境が改善する見込みである。

事業者の声

補助金を活用することによって大規模な設備更新を実現し、化石燃料を大幅に削減する目途を立てることができました。

応募に当っては事業計画の作成から応募まで関連機関の指導やアドバイスにたいへん助けられました。

兵庫県の鋳鉄管製造業
出典・注記

今後の展望

2030年に全社のCO2排出量を2014年比50%減とする目標を掲げ、2050年のカーボンニュートラルに向けてさらなる削減に取り組む。

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