ものづくり補助金平成24年度滋賀県

植物由来の機能性成分制生成に利用するストレス深型装置の組み込みソフト検証の設備投資

ツジコー株式会社

この事例のポイント

  • 試作規模で使っていた乾燥機Aは処理容量が小さく処理時間が長くなるため、量産規模の検証に適していなかった。
  • 組み込みソフト対応のストレス負荷型装置でアイスプラントを栽培し、葉緑素量の異なる株の成分を分析した。
  • ストレス負荷栽培の条件が確立され、ピニトール1%以上を含むアイスプラント粉末を量産するための栽培と乾燥の条件に目処がついた。

事業者のプロフィール

事業者名ツジコー株式会社
所在地滋賀県 甲賀市
業種生産用機械器具製造業
技術分野組込みソフトウェア
従業員数114人
資本金2,400万円
設立1965年

事業の背景

平成23年度戦略的基盤技術高度化支援事業(平成25年3月終了)の研究成果により、機能性成分ピニトールを多く含むアイスプラントを安定的に生産できるようになっていた。本事業では、付加価値のあるアイスプラント栽培と粉末加工を目指し、栽培と乾燥加工の量産条件を詰める段階にあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力試作規模で使っていた乾燥機Aは処理容量が小さく処理時間が長くなるため、量産規模の検証に適していなかった。
  • 品質・精度量産規模の乾燥で、機能性成分のピニトールを損なわずに高濃度で維持できる乾燥方法が確立されていなかった。
  • 人手・技能ストレス負荷による栽培条件の最終設定が定まっておらず、量産に向けた栽培条件を確立する必要があった。

やったこと

組み込みソフト対応のストレス負荷型装置でアイスプラントを栽培し、葉緑素量の異なる株の成分を分析した。栽培条件Aと栽培条件Bの生株を乾燥・粉砕して粉末を作り、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、有機酸などの含有量を比較した。量産規模の検証には容量の大きい乾燥機Bを用い、殺菌洗浄、冷凍保管、粉砕の有無を変えた試験1から3を行って、ピニトールの残存量を比べた。その結果、葉緑素量が一定以上の株を粉末にするとピニトールが1%以上残ることが分かり、そのような株を安定的に得られる栽培条件を、プリセット画面から作物と目標ピニトールを選んで入力し、70日間の自動運転で栽培できることを確認した。

新しい製品・サービス:ピニトールを1%以上含むアイスプラント粉末(乾物基準)

事業の効果

ストレス負荷栽培の条件が確立され、ピニトール1%以上を含むアイスプラント粉末を量産するための栽培と乾燥の条件に目処がついた。葉緑素量が一定以上の株を安定して栽培できることも確認された。量産に向けた乾燥では細胞を壊さない条件が有効であることが分かり、ピニトールの保持につながった。この成果により、植物工場の栄養補助食品用原料として販路と販売を広げられる見通しが立った。

今後の展望

量産化に向けた栽培と乾燥加工の条件に一定の目処がついたため、植物工場における栄養補助食品用原料として販路および販売を拡大していく。乾燥処理時間の短縮にも今後取り組む。

業種と困りごとが近い成果事例

東京都平成24年度

不良率の低減とコストダウンの確立

スマートメーター専用の治具を開発し、部品ごとに治具形状と掛け数を同期化することで、同一電流量での多品種部品のめっき加工を可能にした。

効果:生産量 100%→130%

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。