アルミ溶解炉2台を更新、エネルギー消費原単位を改善

成果事業所全体のエネルギー消費原単位が10.6%改善し、生産量も増えた。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 溶解炉の更新で生産量が増え、消費エネルギーは増えたものの、原単位は改善した。
  • 攪拌装置を電磁石式から永久磁石式に変え、リジェネバーナーを採用して電力と重油の使用を減らした。
  • ドライハースタイプの溶解炉で冷材の連続投入・連続出湯を可能にし、省エネと生産性向上を両立した。

事業者のプロフィール

法人番号3080401016576
所在地静岡県磐田市
業種非鉄金属製造業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • ホイール製造工場へ供給する溶湯量を増やしつつ、省エネも進めたい溶解炉の更新で自社の省エネに加え、生産性を上げて供給量を増やし、ホイール製造工場の省エネにもつなげる狙いだった。

やったこと

  1. 事業の内容グループ内で出るアルミ切粉と市場から回収したスクラップホイールを再溶解し、ホイール製造工場へ溶湯を供給している。アルミホイール製造を中核とするグループの拠点である。
  2. アルミ溶湯攪拌装置を電磁石式から永久磁石式に変更電磁石式から永久磁石式に変えたことで、消費電力を削減した。
  3. リジェネバーナーを導入重油の使用量を削減した。
  4. ドライハースタイプの溶解炉を採用冷材の連続投入・連続出湯が可能になり、省エネと生産性向上を両立した。

補助金を使った経費

  • 低炭素工業炉:アルミ溶解炉ADH溶解炉低炭素工業炉:アルミ溶解炉BCM溶解炉経費の区分:設備費

事業の効果

  • 事業所全体のエネルギー消費原単位が10.6%改善した。
  • 事業所全体の消費エネルギーは3,932.2klから4,742.6klに増えたが、生産量が21,287.5tから33,831.6tに増えたため、原単位は改善した。
  • アルミ溶湯攪拌装置を電磁石式から永久磁石式に変えたことで、消費電力が減った。
  • リジェネバーナーの導入で重油が減った。
  • 冷材の連続投入・連続出湯が可能になり、生産性が向上した。

事業者の声

主にグループ内で発生したアルミ切粉と市場から回収したスクラップホイールを再溶解してホイール製造工場に溶湯供給しています。溶解炉の更新は、自社の省エネだけでなく、生産性も向上させホイール製造工場へ供給する溶湯量を増やすことでホイール製造工場の省エネを目的としました。アルミ溶湯撹拌装置を電磁石から永久磁石に変更して消費電力の削減、リジェネバーナー導入による重油の削減、ドライハースタイプの溶解炉を採用することで冷材の連続投入・連続出湯が可能となり、省エネと生産性向上の両立を実現しています。また、エネルギー管理システムの導入や処理槽内を不活性ガスに置換するなど、更なるエネルギーの削減と生産性向上、品質向上に取り組んでいます。今後も環境改善・生産性向上・省エネ設備の導入を推進して参ります。

静岡県の非鉄金属製造業
出典・注記

今後の展望

今後も環境改善・生産性向上・省エネ設備の導入を推進していく。エネルギー管理システムの導入や、処理槽内の不活性ガス置換にも取り組んでいる。

製造業のほかの採択事例

製造業の事例をすべて見る