ものづくり補助金製造業和歌山県専門家確認済み

設備投資と特許技術で、世界に広がる編針ブランドを守る

福原ニードル株式会社

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名福原ニードル株式会社
所在地和歌山県
業種工業用メリヤス編針の製造
従業員数250人
資本金7,930万円

この事例のポイント

  • 平成24年度、25年度、28年度のものづくり補助金で、3つの装置を導入した。
  • 夜間無人運転、強度向上、品質と耐久性の向上を、それぞれの装置で実現した。
  • 特許を持つ独自の編針「E-NEEDLE」で、製品の90%を輸出している。

事業の経緯

工業用メリヤス編針の製造業で国内トップ。製品の90%を輸出。輸出先は、欧米各国、中国、その他東南アジア諸国、中南米、アフリカ諸国など「FUKUHARA」ブランドは、世界に広がっている。日本・米国・中国・インド・ヨーロッパで特許を取得している革新的なE-Needle技術でファインゲージ分野に強い。メリヤス編針製造装置・プレス金型・カッターなど加工に必要な機械設備・治工具類の大半を自社製造しているところも同社の強みである。

工業用メリヤス編針の製造で国内トップであり、製品の90%を輸出している。平成24年度、25年度、28年度のものづくり補助金で、焼戻装置、高周波焼き入れ装置、YAGレーザー溶接装置を導入した。

それぞれ、人件費の削減と生産性の向上、編針の強度向上、品質と耐久性の向上につながり、特許を持つ独自技術とあわせて、競合製品との差別化と市場での優位性を固めた。

事業の内容

  1. 課題:競合製品との差別化競合製品と品質面で差別化し、付加価値の高いメリヤス編針をつくることが求められていた。
  2. 取り組み:焼戻装置の導入平成24年度のものづくり補助金事業で採択された焼戻装置は、夜間無人運転が可能なため、人件費の削減と生産性の向上につながる。
  3. 取り組み:高周波焼き入れ装置の導入平成25年度のものづくり補助金事業で採択された高周波焼き入れ装置の導入により、メリヤス編針の強度向上を実現した。
  4. 取り組み:YAGレーザー溶接装置の導入平成28年度のものづくり補助金事業で採択されたYAGレーザー溶接装置は、ファインゲージメリヤス編針の品質と耐久性を向上させ、付加価値の高いメリヤス編針の製造につながっている。
  5. 取り組み:特許を持つ独自技術とグループでの連携メリヤス編針「E-NEEDLE」は、従来にない固定概念を打ち破った革新的な形状で特許を取得している。福原産業貿易を中心に、丸編機を製造するグループ会社と同社の3社が、研究・開発に連携して取り組んでいる。顧客が持つ丸編機の稼働に必要な消耗部品のメリヤス編針・部品も、責任を持って供給している。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費焼戻装置
機械装置・システム構築費高周波焼き入れ装置
機械装置・システム構築費YAGレーザー溶接装置

事業の効果

  • 焼戻装置の夜間無人運転で、人件費の削減と生産性の向上につながる。
  • 高周波焼き入れ装置の導入で、メリヤス編針の強度が向上した。
  • YAGレーザー溶接装置の導入で、ファインゲージメリヤス編針の品質と耐久性が向上した。
  • 「E-NEEDLE」は、従来品に比べて消費電力・発熱量が5〜15%減り、丸編機本体の温度上昇を抑え、室温上昇が少なく快適な作業環境を確保できる。消費電力の低減でCO2排出量も削減し、地球環境にも貢献している。
  • 日本・米国・中国・インド・ヨーロッパで特許を取得し、製品の90%を輸出している。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中2項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性積極的な設備投資で競合製品と差別化し、市場での優位性を固める方針に沿っている。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
—事業の実現可能性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
◎新市場性・高付加価値性強度、品質、耐久性を高め、付加価値の高いメリヤス編針を製造している。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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社長が中心となり、中小企業10社の若手経営者による異業種共同受注体「GLIT」を設立した。

出典

今後の展望

丸編機とメリヤス編針の研究・開発にグループ3社が連携して取り組み、これからも世界をリードしていくことをめざしている。

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