機械の商社が、営業メールを生成AIで取引先ごとに書き分け、商談を増やす

成果メールから生まれた商談:月平均3件から14件に

この事例のポイント

  • 600社のうち営業が回れるのは月200社ほどで、回れない工場は同業に乗り換えられていた。
  • 一斉に送ったメールは配信停止が出たため、工場ごとの記録から生成AIが文面を書き分ける形に変えた。
  • メールからの商談が月14件になり、回れていなかった工場からの注文が約2,400万円増えた。

事業者のプロフィール

事業内容工場向けの機械・工具を扱う商社
所在地兵庫県
業種卸売業、小売業
従業員数従業員26名、うち営業10名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 取引のある工場は約600社あるが、営業10人が回れるのは月に200社ほどだった。残りの工場とは、注文が来たときにしか話していなかった。
  • 新製品の案内は全社に同じメールを送っていて、開いてもらえるのは1割ほどだった。
  • 回れていない工場が同業の商社に乗り換えていたことを、半年後に知ることがあった。

やったこと

  1. 最初は生成AIで新製品の案内メールを作り、600社に一斉に送ったが、「うちには関係ない」と配信停止が30社出た。
  2. 営業部長が「工場ごとに困っていることは違う」と言い、過去5年の注文の記録と営業の訪問メモを工場ごとにまとめた。
  3. 工場ごとの注文の記録と訪問メモから、生成AIがその工場に合う製品と、案内のメールの文面を書き分ける仕組みを作った。
  4. メールは担当の営業が確かめてから自分の名前で送る決まりにした。返事が来た工場には、営業がその週のうちに訪問する。

事業の効果

  • メールを開いてもらえる割合:約1割から約4割に
  • メールから生まれた商談:月平均3件から14件に
  • 回れていなかった工場からの注文が、この1年で約2,400万円増えた
  • 乗り換えに早く気付けるようになり、注文が止まりかけていた工場12社を訪問で取り戻した

今後の展望

工場ごとの注文の時期から、消耗品の買い替えの時期にあわせて案内を送る。

同じ使い方に補助金は使える?

自社の注文の記録とつないだ営業の仕組みの構築は、内容によって新事業進出補助金やものづくり補助金などが対象になりえます。メール配信のサービスに月額で入るだけでは対象になりにくく、御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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