しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社田中工業
| 事業者名 | 株式会社田中工業 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 小樽市 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 真空 |
| 従業員数 | 46人 |
| 資本金 | 3,500万円 |
| 設立 | 1952年 |
田中工業は北海道の鋳鉄鋳物専業メーカーとして創業60年を超える。多品種少量生産を得意とし、公共鋳物から機械鋳物まで手がけている。鋳造は昔から同様の工程で行われてきたが、現在もオートメーション化が進む一方で手作業の部分が多く残っている。
抱えていた課題
やったこと
設計、温度計、研磨機の3つを柱として、各工程を複合的に高品質・高効率化する「コンカレント生産システム」を構築した。欠陥の見つかりやすい設計段階で、コンピューター上で擬似的にシミュレーションできるソフトを導入し、設計からやり直す回数を減らした。品質面で重要な温度管理には赤外線温度計を採用した。仕上げの研磨は自動金属試料研磨機により機械化した。シミュレーションソフトは選定・導入に苦労し、難易度が高かったため、オペレーションの習得が最も大変だった。
ロスの少ない生産活動が実現し、人の手では補いきれない高い生産性を得た。赤外線温度計の導入で温度管理が万全になり、安定した品質の製品を顧客に提供できるようになった。新規製品の納期は大幅に短縮された。品質の安定によって顧客からの信頼度もさらに高まった。
今後の目標は、非破壊検査や外観目視検査では発見できない内部欠陥がまったくない「無欠陥鋳造品」の製作である。また、刻々と変わる状況の中でも現状を継続できるよう、基本的な技術を日々磨いていく考えである。
鋳造は1つの工程を改善するだけではダメなんです。全体的に底上げしないと、最も弱い部分の基準に合ってしまう危険性があって。それなら全部が平均点以上ギリギリの方がまだマシなんですよ
公式の事例集より(原文のまま)
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。