ものづくり補助金平成24年度茨城県

小ロット対応で高強度多機能を合わせ持つプラスチック段ボール製コンテナの新規開発

株式会社国盛化学 関東工場

この事例のポイント

  • 既存のプラスチック段ボールのノンステップコンテナは、異なるサイズのコンテナと積み合わせることができなかった。
  • コンテナの底面にブロック機構を追加し、ブロックピッチは既存のTPコンテナと合わせて168ミリメートルとした。
  • ブロック機構により積み重ねが安定し、コーナーの段差がなくなったことで異なるサイズのコンテナとも積み合わせられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社国盛化学 関東工場
所在地茨城県 猿島郡五霞町
業種プラスチック製品製造業
技術分野組込みソフトウェア
従業員数37人
資本金3,000万円

事業の背景

同社はプラスチック段ボールの箱を製作しており、軽量で扱いやすいことが特長である。平成12年には、道具を使わず組み立てられ、コーナーの段差がなくホコリの侵入を防ぐオリジナルのノンステップコンテナを開発した。射出成形のプラスチックコンテナに比べてコストもかからず、軽量という利点もあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術既存のプラスチック段ボールのノンステップコンテナは、異なるサイズのコンテナと積み合わせることができなかった。
  • 品質・精度プラスチック段ボール製コンテナは圧縮強度が300キログラムで、プラスチックコンテナの1200キログラムに比べ強度面で劣っていた。

やったこと

コンテナの底面にブロック機構を追加し、ブロックピッチは既存のTPコンテナと合わせて168ミリメートルとした。ベースブロックと底面は超音波プラスチックウェルダーを新たに購入し、超音波溶着で接合した。全部品に使う樹脂をポリプロピレンのみとし、リサイクル性にも配慮した。強度対策として専用の縦・横フレームを新たに追加して中空構造とし、上下コーナー、フレーム、ハンドルは高さや軽量化を考慮して試作と修正を重ねた。その後、耐圧縮試験と落下衝撃試験を行い、目標をクリアした。プラスチック段ボールと縦・横フレームは押出し成形品を注文ごとにカットして対応し、コーナーと底面ブロックは射出成形品を全サイズ共通仕様として在庫で対応できるようにした。

  • 加工機超音波プラスチックウェルダー

新しい製品・サービス:ブロック機構付きのプラスチック段ボール製コンテナ(サイズ・色を選べるブロックコンテナ)

事業の効果

ブロック機構により積み重ねが安定し、コーナーの段差がなくなったことで異なるサイズのコンテナとも積み合わせられるようになった。中空の縦・横フレームにより強度が大幅に向上し、樹脂製コンテナに劣らない水準を実現した。軽量でコストパフォーマンスが高く、新しいサイズも金型なしで製作できる。組み立てに工具が不要なキット販売により、輸送費を抑えて遠方への販売も可能になった。

今後の展望

工具を使わず簡単に組み立てられるキット販売を進め、産業界から一般家庭まで様々な場面での活躍が予想される。昨年から販促にも力を入れ始め、機械工具商社のカタログ掲載、インターネット販売、展示会への出展を積極的に行う予定である。

事業者の声

こんなにいい商品が世の中にあるということを、どんどんアピールしていきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。