回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社アルサスエンジニアリング
成果人による作業に比べ約10~20%の時間短縮が可能となった
| 事業者名 | 株式会社アルサスエンジニアリング |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 甲賀市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工 |
| 従業員数 | 46人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1992年 |
当社は社名の由来であるアルミ・SUSなどの金属の板金加工メーカーで、創業以来の主力は発電所向け安全機器(開閉床蓋)分野である。約10年前から建築分野(トップライト)と鉄道車両分野(電装品計装箱・椅子躯体)に取り組み、現在は建築分野が約4割、鉄道車両分野が1割強の事業規模となっている。鉄道車両分野は日本の鉄道車両各社が世界最高峰の安全品質基準を基にグローバル展開している成長市場である。
抱えていた課題
やったこと
高精度で美しいビードが得られるTIG溶接のロボット化に向け、TIGロボット溶接機を2機(鉄・SUS用、アルミ用)導入した。導入後約3か月にわたりテストランを実施し、電流値や溶接速度などを変化させて最適溶接条件を確立した。その結果、溶接欠陥や美観のバラツキはほとんどなくなり、人による作業に比べ約10~20%の時間短縮が可能となった。約半年間にわたり社内研修とテストランを実施し、5人のロボット溶接プログラマーを育成した。
| ロボット | TIGロボット溶接機(鉄・SUS用) |
|---|---|
| ロボット | TIGロボット溶接機(アルミ用) |
新しい製品・サービス:ロボット溶接による製品が6品種完成し、年内に20品種の完成を目指している。今後は大型製品への挑戦も予定している。
導入したTIGロボット溶接機により、溶接欠陥や美観のバラツキがほとんどなくなり、人の作業に比べ約10~20%の時間短縮が可能となった。5人のロボット溶接プログラマーを育成し、ロボット溶接製品は6品種完成した。不良率の少ない小型製品から手掛けており、今後は年内に20品種の完成を目指す。製品採用実績も出始め、多くの引き合い・商談が進んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去のTIG溶接の蓄積を基に鉄道車両分野へ展開しており、一貫性は読み取れるが経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
鉄道車両分野の品質基準の厳しさとTIG溶接トップレベルの実績、人手溶接の限界が示され、強みと課題が具体的に読み取れる。
TIG溶接の人手限界を課題とし、6品種完成・年内20品種・5年後の1.5倍規模など具体的な目標で解決策を示している。
約10~20%の時間短縮、5人のプログラマー育成、年内20品種完成など数値目標があり、実現性はある程度うかがえる。
約半年の社内研修で5人のプログラマーを育成し、約3か月のテストランを実施した実績があり体制面が具体的。
熟練工レベルの美観と品質、価格競争力と短納期が示され、製品価値と選ばれる理由が整理されている。
小型製品から始め大型製品へ5~10年かけて挑戦する段階的計画と、溶接精度±0.5mmなど技術課題と解決方法が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
TIGロボット溶接は導入企業が極めて少ないと書かれ、高い技術が要求される分野であることはうかがえるが、市場内の位置付けは数値で示されていない。
鉄道車両分野のグローバル展開や道路標識用部材分野への展開、人材確保の重要性が書かれているが、波及効果や雇用創出の数字はない。
補助金額や付加価値増加額、費用対効果を示す数値は書かれておらず、わずかに生産性向上がうかがえる程度。
ロボット溶接による自動化と製造プロセス全体の技術革新が書かれているが、サプライチェーン全体への貢献は具体的でない。
鉄道車両など成長市場への展開がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
甲賀市の地域特性や地域経済への言及は読み取れず、わずかに高付加価値化がうかがえる程度。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後5~10年かけて技術を蓄積し、精度誤差が大きくなりがちな大型製品に挑戦する。大型製品での溶接精度(±0.5mm)確保が技術課題であり、プログラムの改良や高精度治具の開発、レーザー加工機やベンダーの曲げ角度センサーによる前工程の精度向上を進める。鉄道車両分野では5年後に現在の1.5倍の事業規模を目指し、道路標識用部材分野の事業拡大も図る。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
非接触三次元測定機として、丸紅情報システムズ株式会社扱いのGOM社製光学式非接触三次元測定機ATOS CS-5Mとデータ加工・検査ソフトG…
効果:表面偏差 1mm→0.01mm