南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社上島熱処理工業所
成果受注件数 2,499件→2,665件
| 事業者名 | 株式会社上島熱処理工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 大田区 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 46人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1958年 |
医療関係部品をターゲットとした市場は、2010年度の日本市場で239億ドル(約2.4兆円)とされ、2015年には303億ドル(約3.0兆円)に増加すると予測されている。大田区では医工連携支援が進んでおり、従来製品より付加価値が高いことから、航空機部品に続く第二の新規事業として期待されている。
抱えていた課題
やったこと
既設の生産管理システムに納期管理機能を追加し、納期進捗管理表などの画面や帳票を新設した。任意のタイミングで納期進捗管理表をExcelファイルで出力できるようにし、納期のフォローが必要な受注を一目で分かるようにした。熱処理炉用の制御盤4面を更新し、制御方式をON-OFFからサイリスタによるPID制御方式に変更した。焼戻工程の温度制御に使用し、温度分布精度の向上を図った。コーティング装置の生産中止になったシーケンサを後継機種に載せ替え、圧力計と制御盤も更新した。
納期管理の改善により、受注件数が増えているにもかかわらず平均納期が約20%短縮し、納期遅延率も大きく下がった。工程内の仕掛品も減り、納期管理に要していた時間を本来の生産活動に振り向けられるようになった。制御盤の更新で温度分布精度が向上し、設備の信頼性も大幅に改善した。既存分野では生産性が向上して5%程度の余力が生まれ、新規顧客開拓により売上増を見込んでいる。
新鋼種開発のための熱処理テストを大手材料メーカーや研究所から積極的に受託しており、今後も力を入れたいと考えている。2年後には売上の10%程度まで伸ばしたいとしている。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
パワー密度の高いYAGレーザー溶接機を導入し、アルゴン溶接で用いる溶接棒の1/4径を用いた微細溶接法を高度化した。
効果:リードタイム 100%→58%