画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
フジハツ工業株式会社
成果手配確認所要時間を54%削減
| 事業者名 | フジハツ工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 伊勢崎市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 65人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1948年 |
主力はマスフロコントローラーや太陽光配電盤設備(パワコン)などの部品製造で、付加価値は高いものの生産効率は低かった。同業他社が受注に消極的な小ロット多品種製品に対応するため、高速タレットパンチプレス、高性能ベンディングマシン、レーザー加工、溶接設備を強化し、高効率化とコスト削減を進めてきた。近年はパワコン部品の生産が拡大し、安定供給や増産、一層のコストダウンが求められていた。
抱えていた課題
やったこと
タレパン工程のカス上がり不良の原因であるカス上がりを検知するため、カメラをセンサとして設置位置を検討し、設備の構造・寸法・形状・動力を調査した。センサに生じる振動、センサとワークとの距離、センサの強度、角度、安全性を検討し、一台のセンサでは可動域をカバーできないため複数台での利用を検証した。金型の摩耗で食い込みが生じたら設備を自動停止させるシステムを検証したが、振動、光源の乏しさ、刃先部の打ち下ろす速さなどが要因となりデータ収集には至らなかった。加えて、ワンパンチごとにオイルミストとエアブローを照射するプロセスを試し、カス上がり不良を未然に防ぐ傍証を得た。生産管理システムでは、製品別出荷実績データをもとに安全在庫と効率的生産数を変更し、かんばん方式へ切り替える仕組みを構築した。候補ベンダー2社を検討したうえで、実績が豊富なS社と連携して導入に取り組んだ。
| ソフト | 生産管理システム |
|---|---|
| 検査測定 | カス上がり検知用カメラセンサ |
生産管理システムの導入により、手配確認、売上処理、残業、間接人員、在庫の各面で一定の改善効果を挙げた。蓄積された作業実績データを使って現状の不良内容をタイムリーに分析でき、品質改善につなげられるようになった。カス上がり不良の撲滅という目標は達成できなかったが、不良を未然に防ぐプロセスの傍証を得た。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
パワコン部品など太陽光関連の製造が拡大しており、既存取引先の要望を受けた事業と書かれているが、過去取組との連続性の説明は薄い。
小ロット多品種に対応するため高速タレパン等を強化し、他社が受注に消極的な分野で差別化を図ってきたと具体的に書かれている。
タレパン工程のカス上がり不良が全不良の70%を占めると数字で課題を示し、生産管理システム導入で改善を図る計画が書かれている。
手配確認所要時間54%、売上処理72%、残業時間45%削減など数値目標と達成度が示されているが、付加価値額や賃上げの目標は読み取れない。
候補ベンダー2社から実績豊富なS社と連携して導入に取り組んだと書かれているが、社内の人材や事務体制の記述は薄い。
パワコン部品は付加価値が高く、海外参入余地が少ないことや20年間保証すべき品質など、選ばれる理由が具体的に書かれている。
センサによる非常停止の検証は行われたがデータ収集に至らず、次のステップとして独自研究を続けると書かれ、スケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
太陽光配電盤設備のパワコン部品で、同業他社が受注に消極的な小ロット多品種分野に注力すると具体的に書かれている。
メガソーラー市場の急拡大に対応し、海外部品参入の余地が少なく日本製の需要拡大が期待できると国内産業への意義が書かれている。
不良削減や効率化の効果は一部数値で示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加の試算は書かれていない。
生産管理システムで在庫を制御し、かんばん方式へ切り替えて多品種小ロット対応を図る点は、ITを活用した生産の一元化として具体的に書かれている。
太陽光発電分野への供給拡大は読み取れるが、日本経済の構造転換に関する記述はわずかにうかがえる程度。
伊勢崎市の地元中小製造業として記載はあるが、地域の雇用や経済成長を牽引する具体的な記述は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
太陽光発電分野以外への水平展開も視野に入れており、既存取引先の要望を受けた今回の事業は他社への展開も可能としている。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%