多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社ヘリオス
成果カッター刃の保守が現地で完了すると、保守費用が10分の1になると推定している。
| 事業者名 | 株式会社ヘリオス |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県 三浦市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 溶射・蒸着 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
株式会社ヘリオスは昭和48年に逗子市の双立工業所から破砕機部門を分離して独立し、焼却処理前の破砕装置の開発・設計・販売とカッター刃の保守点検を事業の中心としてきた。製造は外注している。ゴミ破砕機は全国でも数社しかなく競争相手は少ないが、需要も限られている。焼却施設は自治体の入札で業者が決まり、焼却炉メーカーも機械を入札で選ぶため、他の機械装置と同様に価格競争にさらされている。
抱えていた課題
やったこと
破砕機の駆動モーターをインバーター化し、周波数を変えて回転を制御できるようにした。これにより焼却炉の燃焼状態に合ったごみの供給が可能になり、新しいタイプの破砕機を開発した。また、保守性を高めるため筐体板をねじ止めにして、カッター刃の軸を横から取り出せる技術を完成させた。さらに、一度破砕したごみを内部で循環させて再破砕する方法を見つけ、1台で細かくできるようにした。補助事業終了後に、カッター刃の欠けた部分を現場で肉盛溶接し研磨する保守方法も試作で確立した。
新しい製品・サービス:ゴミ焼却場向けの新しいタイプの破砕機(駆動モーターのインバーター制御を備えたもの)
破砕機の駆動モーターのインバーター化により、焼却炉の状態に合ったごみ供給が可能になり、新しいタイプの破砕機を開発できた。横から刃の軸を取り出せる構造と、現地での肉盛溶接・研磨による保守システムにより、保守時間が短縮された。1台で循環破砕できるため、複数台の破砕機が不要になりシステム全体の価格を下げられるようになった。単体の価格は上がったが、付加価値が増して高い価格での納入が可能になった。
最初は低価格化を目指したのですが逆に、付加価値が増して破砕機単体としての価格は上がりました。
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃