ものづくり補助金平成24年度神奈川県

低価格帯破砕機の開発

株式会社ヘリオス

成果カッター刃の保守が現地で完了すると、保守費用が10分の1になると推定している。

この事例のポイント

  • ゴミ焼却場向け破砕機は自治体の入札で業者と機械が決まるため、価格競争にさらされていた。
  • 破砕機の駆動モーターをインバーター化し、周波数を変えて回転を制御できるようにした。
  • カッター刃の保守が現地で完了すると、保守費用が10分の1になると推定している。破砕機の駆動モーターのインバーター化により、焼却炉の状態に合ったごみ供給が可能になり、新しいタイプの破砕機を開発できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ヘリオス
所在地神奈川県 三浦市
業種はん用機械器具製造業
技術分野溶射・蒸着
従業員数20人
資本金3,000万円
設立1973年

事業の背景

株式会社ヘリオスは昭和48年に逗子市の双立工業所から破砕機部門を分離して独立し、焼却処理前の破砕装置の開発・設計・販売とカッター刃の保守点検を事業の中心としてきた。製造は外注している。ゴミ破砕機は全国でも数社しかなく競争相手は少ないが、需要も限られている。焼却施設は自治体の入札で業者が決まり、焼却炉メーカーも機械を入札で選ぶため、他の機械装置と同様に価格競争にさらされている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算ゴミ焼却場向け破砕機は自治体の入札で業者と機械が決まるため、価格競争にさらされていた。
  • 生産能力破砕機の処理速度を焼却炉の燃焼状態に合わせて制御できる仕組みが求められていた。
  • コスト・採算カッター刃の製造コストを下げることが課題だったが、見込み通りの方法が見つからなかった。

やったこと

破砕機の駆動モーターをインバーター化し、周波数を変えて回転を制御できるようにした。これにより焼却炉の燃焼状態に合ったごみの供給が可能になり、新しいタイプの破砕機を開発した。また、保守性を高めるため筐体板をねじ止めにして、カッター刃の軸を横から取り出せる技術を完成させた。さらに、一度破砕したごみを内部で循環させて再破砕する方法を見つけ、1台で細かくできるようにした。補助事業終了後に、カッター刃の欠けた部分を現場で肉盛溶接し研磨する保守方法も試作で確立した。

新しい製品・サービス:ゴミ焼却場向けの新しいタイプの破砕機(駆動モーターのインバーター制御を備えたもの)

事業の効果

  • カッター刃の保守が現地で完了すると、保守費用が10分の1になると推定している。

破砕機の駆動モーターのインバーター化により、焼却炉の状態に合ったごみ供給が可能になり、新しいタイプの破砕機を開発できた。横から刃の軸を取り出せる構造と、現地での肉盛溶接・研磨による保守システムにより、保守時間が短縮された。1台で循環破砕できるため、複数台の破砕機が不要になりシステム全体の価格を下げられるようになった。単体の価格は上がったが、付加価値が増して高い価格での納入が可能になった。

事業者の声

最初は低価格化を目指したのですが逆に、付加価値が増して破砕機単体としての価格は上がりました。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。