ものづくり補助金平成24年度秋田県

新型設備による生産性向上(航空機部品)

株式会社進プレ

成果加工時間の30〜50%を占めていた段取り時間が大幅に短縮された

この事例のポイント

  • 航空機部品は多品種小ロットで、加工の度にプログラム入力や金型交換時の原点合わせと試し曲げが必要で、多くの時間を費やしていた。
  • 段取り時間短縮のため、新型のプレスブレーキ(アマダ製、ベンダー加工機)を導入した。
  • 加工時間の30〜50%を占めていた段取り時間が大幅に短縮された。新型設備の導入で段取り時間が大幅に短縮され、加工のバラツキも小さくなって安定した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社進プレ
所在地秋田県 にかほ市
業種はん用機械器具製造業
技術分野金属プレス加工
従業員数56人
資本金1,200万円
設立1977年

事業の背景

進プレは精密板金加工を主とする金属プレス加工業者で、ブランク加工、ベンダー加工、溶接加工を自社で一貫して行い、多品種小ロット・低コスト・短納期・高品質の製品を製造している。秋田精工株式会社の協力会社として航空機用ギャレー(厨房設備)などの精密板金加工を手掛けていた。平成24年当時の航空機部品の売上は年間1千万円に満たなかったが、専用ベンダー機の導入や航空機の増産を背景に、最盛期には月間5百万円弱まで売上を増やした。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力航空機部品は多品種小ロットで、加工の度にプログラム入力や金型交換時の原点合わせと試し曲げが必要で、多くの時間を費やしていた。
  • コスト・採算加工時間の30〜50%を段取り時間が占めており、この段取り時間の短縮が生産性向上の課題であった。

やったこと

段取り時間短縮のため、新型のプレスブレーキ(アマダ製、ベンダー加工機)を導入した。新型設備はプログラム作成やメモリーからの呼び出しが速く、金型の装着では原点合わせが省略できるため、段取り時間が大幅に短縮された。加圧構造方式が変わったことで加工のバラツキが小さくなり安定した。航空機専用のベンダー機として使用し、金型も航空機専用で使ったことで、キズのない製品を加工・納品でき、高い評価を得た。

  • 加工機プレスブレーキアマダ製、ベンダー加工機

新しい製品・サービス:新型のプレスブレーキ(ベンダー加工機)

事業の効果

  • 加工時間の30〜50%を占めていた段取り時間が大幅に短縮された

新型設備の導入で段取り時間が大幅に短縮され、加工のバラツキも小さくなって安定した。航空機専用の金型と機械により、キズのない製品を納品でき高い評価を得た。航空機部品の売上は導入後に増加し、最盛期には月間5百万円弱となった。現在はギャレー関連の売上が最盛期の6割程度に落ち着いているが、航空機産業は成長分野で安定受注が見込まれる。

今後の展望

航空機産業は成長分野に位置づけられており、今後も安定的な受注が見込まれる。顧客の要望に応える姿勢を保ち、社員のモチベーション向上につなげる方針である。

事業者の声

曲げ加工は簡単に見えるかもしれないが、技術・経験のほか研究が必要で難しい加工。航空機分野で使われるアルミ素材はクラック(曲げた部分のヒビや端の割れ)が起きやすくデリケートな素材

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。