多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社川﨑合成樹脂
成果釜表面の摩耗深さ 1倍→0.5倍
| 事業者名 | 株式会社川﨑合成樹脂 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 三条市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 75人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 設立 | 1951年 |
抱えていた課題
やったこと
2色成型機を導入し、中央部を硬質ポリプロピレン、釜に接する外周部を軟質ポリプロピレンとして1次・2次成型を同時に行い、2種の材料を溶融一体化させた。しゃもじ先端を炊飯器釜表面にあてて摩耗検査を実施し、従来方式と比べて傷の深さを検証した。外観形状や機能性(ご飯の付着、耐熱性など)については客先とテストを行い、量産に最適な樹脂グレードを選定した。
| 加工機 | 2色成型機 |
|---|---|
| 金型 | 「2色しゃもじ」用金型 |
新しい製品・サービス:炊飯器釜を傷つけにくい2色成型のご飯しゃもじ(マミーふたいろしゃもじ)
2色成型機で1次・2次成型を同時に行うことで、剥離しにくいしゃもじが試作でき、釜表面の傷を減らせた。摩耗検査では従来方式より深さがほぼ1/2~1/3に改善した。生産能力が大幅に増え、成型コストや製造価格も下がり、材料費を含めたトータルコストでも合理化が見込める。大手小売店チェーンへのOEM販路が広がり、設備稼働率が上がって経営の安定にも貢献している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の一体成型の課題を独創的な成型技術で改善し製品化した経緯が書かれ、事業の一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
大手小売店チェーンへの販路拡大や卸を通じたOEM開拓が書かれ、流通側の評価も高いとあるが、競争優位の根拠は具体的に示されていない。
従来方式の数日間の取り置きが量産の障害だったと課題を明示し、新設備で生産日数とコストが大幅に低減したと成果も書かれている。
生産能力の大幅増加や成型コストの大幅ダウンと書かれるが、付加価値額や賃上げの目標数値は示されていない。
従業員数75人と事業者概要に記載はあるが、補助事業の遂行体制や人材配置についての説明は見当たらない。
ご飯がつきにくい、釜を傷つけにくい、立てて置けるといった製品価値と、大手小売店チェーンのニーズが具体的に書かれている。
製品化までの段取りが①から⑥まで順序立てて示されているが、スケジュールや期間の数値は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ご飯しゃもじ分野での一般的普及度は不明だが、二色成型による軟らかいフチ形状で傷を減らす点が特徴として示されている。
地域の雇用創出や波及効果への言及はほぼなく、新潟の事業者としての経済的意義は直接記載されていない。
摩耗深さが従来の1/2〜1/3に改善、生産日数とコストが大幅低減と、効果の大きさが具体的に書かれている。
二色成型という従来手法の改良は読み取れるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
新潟県三条市の地域企業として製造と雇用を担う姿は読み取れるが、地域の特性を活かした付加価値の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
排熱回収型熱風乾燥炉一式(乾燥炉、制御盤、バーナー)を導入した。
効果:不良率 30%→14%