画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
中野プラスチック工業株式会社
| 事業者名 | 中野プラスチック工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 中野市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 150人 |
| 資本金 | 7,000万円 |
| 設立 | 1957年 |
同社は1957年創業のプラスチック射出成形会社で、コンピュータやOA機器などのコネクタを中心に生産を拡大してきた。2001年に中国に生産会社を設立したが、リーマンショックで打撃を受け2012年に閉鎖し、商社機能のみを残している。近年はスマートメーターのプラスチック製ケースを電力各社から受注しており、今後も需要の伸びを期待している。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金を活用し、精度の高い微細成形が可能な射出成形機、カメラ監視装置、高精度な5軸サーボ取出機などを導入して「成形・検査一体化システム」を構築した。成形品が取り出された時点でカメラによる画像チェックを行い、致命的な不良は100%検出できるようにした。
| 加工機 | 精度の高い微細成形が可能な射出成形機 |
|---|---|
| 検査測定 | カメラ監視装置 |
| ロボット | 5軸サーボ取出機 |
成形精度が上がり、成形品が取り出された時点で画像により致命的な不良を検出できるようになった。人の作業は抜き取り検査で済むようになり、検査コストの低減につながった。検査に係る人員はそれほど変わっていないが、今後導入を進めることでさらに効果が出てくると考えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1957年創業以来の射出成形・金型技術を基盤に車載用コネクタを強化する方針が記載されており、一貫性は読み取れるが計画上の位置づけは具体的ではない。
超精密金型技術と品質管理体制を強みとし、車載用コネクタの受注拡大を目指すと記載され、強みと市場の関係が具体的に読み取れる。
100%全数検査を人に頼る現状の課題を挙げ、成形・検査一体化で工程内に品質を作り込む解決策が示されている。
高付加価値や賃上げの目標値は書かれておらず、受注拡大を目指すという記述にとどまるため、数値目標はうかがえない。
金型・成形の技術や品質管理体制が記載されるが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は薄い。
車載用コネクタに絶対の品質が求められ、全数検査の負担が課題と示され、ターゲットと選ばれる理由が整理されている。
導入設備と検査工程の一体化による効果は書かれるが、スケジュールや中長期の検証方法は具体的に示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
精密な車載用コネクタ分野で高精度化を図る記述はあるが、普及度や高水準の価格面の比較は示されていない。
スマートメーターや車載用コネクタの需要拡大に触れるが、経済波及や雇用創出といった国が補助する理由は書かれていない。
検査人員はそれほど変わっていないと述べられ、費用対効果の数値は示されず効果は今後とされている。
画像による検査や成形と検査の一体化が記載され、デジタル技術の活用はうかがえるがサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
中野市に立地する旨が記載されるのみで、地域の特性を活かした雇用創出や成長への言及は見当たらない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
車載用コネクタを強化し、品質保証も含めてより高度な生産体制の構築を目指している。単なるプラスチック成形だけでなく、より付加価値のあるものを手がけたいと考えている。
エアバッグ、電気系統など車載用コネクタには絶対の品質が求められ、わずかな不具合も許されません。全数検査が基本ですが、すべて人に頼ると人件費も検査工程も減らない。それが悩みでした。
公式の事例集より(原文のまま)
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分