ものづくり補助金平成24年度石川県

特殊金属結晶構造を利用した医療部材の開発

オリエンタルチエン工業株式会社

成果目標値に近い引張強度1200MPa以上

この事例のポイント

  • 微細結晶粒と粗大結晶粒を調和させ、従来にない強度と延性を兼ね備えた金属組織を得た。
  • 目標値に近い引張強度1200MPa以上。他の製品に比べ、薄くて強い次世代型ステントを国内で供給できる優位性がある。

事業者のプロフィール

事業者名オリエンタルチエン工業株式会社
所在地石川県 白山市
技術分野粉末治金
従業員数157人
設立1947年

事業の背景

慢性期のステント治療では再狭窄率が20%にのぼっている。機械的特性の不足によるステント破損が再狭窄の問題となっており、材料強度と延性の向上が求められていた。また、高強度材を使ってステント材料を薄肉化し、血栓を生じにくいステントを開発することも求められていた。

課題と取り組み

やったこと

微細結晶粒と粗大結晶粒を調和させ、従来にない強度と延性を兼ね備えた金属組織を得た。この金属組織を医療用ステント部材に採用し、医療分野での実用性を確認した。生体適合性に優れたコバルトクロムタングステン合金(CCW)において、強度と延性が優れた特殊金属結晶構造材料の製造方法を確立することを目指した。プラズマ焼結装置(SPS焼結装置)を導入し、焼結条件の確立と粉末組成が及ぼす影響の調査を行った。その結果、目標値に近い引張強度1200MPa以上、伸び35%以上を得た。

  • 加工機プラズマ焼結装置SPS焼結装置

新しい製品・サービス:粉末冶金による微細結晶粒と粗大結晶粒を調和させた金属組織を採用した薄くて強い次世代型冠動脈ステント

事業の効果

  • 目標値に近い引張強度1200MPa以上
  • 伸び35%以上

他の製品に比べ、薄くて強い次世代型ステントを国内で供給できる優位性がある。慢性期の再狭窄率や耐久性の改善が期待される。今回の取組みで新たな課題も見つかり、今後事業化に向けてさらに改良を重ねる予定である。

今後の展望

今後事業化に向けてさらに改良を重ねる予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。