しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社西村金属
| 事業者名 | 株式会社西村金属 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 鯖江市 |
| 業種 | はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1968年 |
西村金属はチタン加工を得意とする精密部品の加工専門工場で、眼鏡フレーム、電極、航空機部品などに使われる製品を手がけ、顧客は300社を超える。近年は医療分野も伸びており、手術機器や医療機器部品で売上が顕著に拡大している。医療機器分野の市場は高齢者人口の増加などを背景に拡大しており、治療用・手術用機器のパーツ類では技術力の高い中小企業の生産ウエイトが高くなっている。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭のリニアモーター駆動高速高性能ワイヤー放電加工機を導入した。1回のチャッキングで多面加工ができ、従来は手作業で行っていた取り付け面の変更などが自動化され、工程の短縮と高精度な加工が可能になった。ワイヤー加工機の回転軸を使うことで、反りや薄さ、細長い溝など複雑な形状の加工もできるようになった。顧客から届いた製品データは、機械加工の前に綿密にプログラミングして加工する。従来の切削・プレス・圧造加工に加えて複合加工が可能となり、ワンストップ型の一貫生産体制を構築した。
ワイヤー放電加工機の導入により、1回のチャッキングで多面加工が可能になり、取り付け面の変更などの工程が削減された。高精度を保ちながら時間短縮とコストダウンも実現した。チタンの精密微細切削技術にワイヤー放電加工が加わったことで、他社では一貫対応が難しい精密複合加工が可能となり、複雑な製品の新規受注にもつながった。小口化・短納期への迅速な対応により、医療機器部品を中心に売上の拡大が見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
チタン加工や医療分野の売上拡大など過去の取組との連続性は読めるが、経営戦略上の位置付けを示す記述は薄い。
顧客300社超・チタン精密微細切削の強みと、小口化・短納期の市場変化への対応を記述しており、競争優位の根拠が具体的。
小口化・短納期に従来体制で応えられない課題を認識し、ワイヤー放電加工導入と一貫生産で対応する計画が示されている。
医療部品の売上20%や参入拡大の目指すところは書かれるが、付加価値額や賃上げの目標数値は示されていない。
従業員28名や一人一人が責任をもって作業する体制の記述はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の詳細は読み取れない。
小口化・短納期・精密複合加工が選ばれる理由として明確に整理され、医療機器部品の顧客ニーズとの関係も述べられている。
医療分野・航空機産業への新規受注を狙うと記述はあるが、遂行スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
医療機器部品の精密複合加工は他社では一貫対応が困難とされ、同分野で高付加価値化を図る内容が具体的に書かれている。
医療機器分野の市場拡大や中小企業の生産ウエイトに触れるが、雇用創出や波及効果の数値的根拠は薄い。
工程削減で時間短縮とコストダウンを実現したと書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
ワイヤー放電加工機による複合加工で一貫生産を実現したと書かれるが、サプライチェーン全体への貢献は明示されていない。
医療機器や航空機産業への進出が述べられ成長分野への展開がうかがえるが、日本経済の構造転換との関連は書かれていない。
鯖江市の眼鏡関連企業として技術力を活かす立地は示されるが、地域経済や雇用への波及は具体的に書かれていない。
現在売上の20%を占める医療機器部品でさらなる参入拡大を目指す。今後需要が見込める航空機産業などへの新規受注も狙っていく。
お客さまから選ばれる製造業
公式の事例集より(原文のまま)
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃