ものづくり補助金平成24年度長野県

高周波熱処理工程と研磨工程のワンライン化

株式会社丸信製作所

成果主力のエンジンのアイドルギアシャフトのリードタイムを半分に短縮

この事例のポイント

  • 高周波熱処理工程と加工工程が別ラインのため、工程間の仕掛やリードタイムが課題となっていた。
  • 従来離れていた高周波熱処理工程を加工工程側へワンライン化し、ロボットとともに高周波焼入機を加工と研磨の間に配置した。
  • 主力のエンジンのアイドルギアシャフトのリードタイムを半分に短縮。高周波熱処理と加工・研磨を一連のラインにまとめたことで、製品の1個流しが実現し、リードタイムが短縮され、品質も向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社丸信製作所
所在地長野県 佐久市
業種輸送用機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数108人
資本金1,000万円
設立1946年

事業の背景

丸信製作所は戦後、銅器の製造で創業し、その後自動車部品製造に移った。トラックの板バネを止めるスプリングピンなど自動車の重要保安部品を手がけ、高周波焼入れなどの熱処理や表面処理の技術ノウハウを磨いてきた。従来、高周波焼入れは別の部署でまとめて行っていた。リーマンショックと東日本大震災で厳しい時期が続き、社内の改善活動で社員120人で行っていた売上げを100人でできるようになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力高周波熱処理工程と加工工程が別ラインのため、工程間の仕掛やリードタイムが課題となっていた。
  • 納期・工程加工ラインに高周波熱処理工程を取り込み、研磨工程の自動化と製品の1個流しを実現する必要があった。

やったこと

従来離れていた高周波熱処理工程を加工工程側へワンライン化し、ロボットとともに高周波焼入機を加工と研磨の間に配置した。研磨工程の自動化のために治具を開発し、製品の1個流しを実現した。その結果、主力のエンジンのアイドルギアシャフトのリードタイムは半分に短縮された。加工技術と熱処理技術を組み合わせた一貫生産体制により、顧客の幅広いニーズに迅速に対応できる体制を構築した。

事業の効果

  • 主力のエンジンのアイドルギアシャフトのリードタイムを半分に短縮

高周波熱処理と加工・研磨を一連のラインにまとめたことで、製品の1個流しが実現し、リードタイムが短縮され、品質も向上した。加工技術と熱処理技術を組み合わせた一貫生産体制により、顧客の幅広いニーズに迅速に対応できるようになった。

今後の展望

健康・医療、農機具などの国内市場にも高周波焼入部品の展開を図り、表面処理などの新たな技術獲得をめざす。技術者の育成と技術力の向上を最重要課題としている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。