金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
ダイキャスト東和産業株式会社
成果バリ抜き工程工数(月産20万個時) 557.6時間→84時間
| 事業者名 | ダイキャスト東和産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 多治見市 |
| 業種 | 鋳業 |
| 技術分野 | 高機能化学合成 |
| 設立 | 1926年 |
大正15年(1926)に東京で創業し、戦災後の1945年に岐阜県多治見市へ移転した。生産力・技術力ともに国内トップレベルのダイカストメーカーとして評価を得ており、海外への輸出実績も高い。主力製品はオートマチックトランスミッション部品、トラック部品、産業用エンジン部品などで、自動車ATは世界的なニーズの高まりを背景に今後も受注増加が見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
ダイカスト関連装置メーカーと共同で「全自働バリ抜き・品質検査装置」を試作開発した。装置の工程は、ロボットによるワーク供給、スライド部高さ計測、縦部バリ抜き、横部バリ抜き、バリ抜き部の人バリ抜け検査、変形検査、ワーク排出の7段階である。対象はAT用ダイカスト製品「スリーブソレノイド」である。
新しい製品・サービス:全自働バリ抜き・品質検査装置
装置の導入により、4.4人工の工数が削減された。月産20万個の場合、バリ抜き工程と検査工程の工数が大幅に短縮され、1か月あたり163万6千円のコスト低減となった。不良率は従来の高い水準から1%前後に改善された。さらに、AT メーカーからの増産発注に生産面で対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ダイカスト製品の一貫生産や国内トップレベルの技術評価に触れるが、自動化投資が過去の取組とどう連続するかは書かれていない。
業界で自働化は同社以外ほぼ見られず業界初と書かれ、AT需要増と海外受注の見通しから競争優位の根拠が読み取れる。
検査1人1日2〜2.5万個、不良率4.96%から1%前後へ、工数557.6時間から84時間など具体数字で課題と効果が示されている。
月産20万個で工数やコストの低減額、不良率改善が数字で示され、6号機までの拡充計画もあり実現性が読み取れる。
ダイカスト装置メーカーと共同開発したと書かれるのみで、社内の人材や事務体制についての記述はわずかにしかない。
AT内部部品の高機能・複雑形状という製品の特徴と、全世界のAT需要増という顧客ニーズが具体的に書かれている。
現在3台稼働、今後6号機まで拡充、他製品ラインへの展開予定と段階的な計画が示されるが、スケジュールの細部は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ダイカスト業界でバリ抜きと品質検査の自働化はほぼ見られず、業界初の装置と位置づけられている。
AT需要の世界的増加や海外増産への対応が書かれるが、雇用創出や波及効果の記述は乏しい。
補助事業で月163万6千円のコスト低減、4.4人工の削減など投資に対する効果が数字で明示されている。
ロボットによるワーク供給や変形検査を組み込んだ全自働装置で、業界のイノベーションに寄与する具体性が読み取れる。
自動車AT需要の海外拡大に触れるが、日本経済の構造転換に結びつける記述は見当たらずわずかにうかがえる程度。
岐阜県多治見市と恵那市の工場で一貫生産を行う地域拠点が示されるが、地域経済への波及は書かれていない。
現在、岐阜県恵那工場で3台が稼働しており、今後は6号機態勢まで拡充する予定である。加工と品質の精度をさらに高めることを目標としている。受注増加に伴う新ライン設備や別製品ラインにおいても、本成果の活用を視野に入れている。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
可逆ステップ教示運転を具備し、ホワイト及びブラック・ボックス・テストの完結が可能な可逆パターン制御システムを開発した。
効果:既存の方法に比べ約30%の時間短縮
平成24年度補正ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金を活用し、高性能の平面研削機を導入して、3台あった平面研磨機のうち1台…
効果:納期 45日→40日