ものづくり補助金平成24年度新潟県

自動車用ホーンの音圧UP品の開発及び低コスト化・量産化のための半自動化生産ラインの確立

宮本警報器株式会社

成果生産ネックタクトが9秒短縮

この事例のポイント

  • 顧客から音圧UPホーンを低コストで量産対応できる生産体制の確立を求められていた。
  • 作業者が6部品を手で位置決め供給して組立・加工していた工程を、部品供給から組立までを全自動で一貫して行うダイヤフラムAssy自動機として開発・導入した。
  • 生産ネックタクトが9秒短縮。専用自動機の導入により生産ネックタクトが9秒短縮し、時間当たりの出来高は125%向上した。

事業者のプロフィール

事業者名宮本警報器株式会社
所在地新潟県 十日町市
技術分野金属プレス加工
従業員数130人
設立1999年

事業の背景

国内の自動車部品は現地調達化が進んでいたが、円安により輸出競争力が高まり、国内生産回帰の方向に動いている。顧客は、開発した車両グリルの小型化に対応した音圧UPホーンを低コストで量産し、安定供給することを求めている。品質とコストで優位性が認められれば、グローバルにも採用される可能性がある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算顧客から音圧UPホーンを低コストで量産対応できる生産体制の確立を求められていた。
  • 生産能力作業者の手作業に依存した組立工程では量産対応とコスト削減が難しかった。
  • 品質・精度組付けの位置決めが難しく、作業者の技能に頼る工程で組付けポカミスによる不良が発生していた。

やったこと

作業者が6部品を手で位置決め供給して組立・加工していた工程を、部品供給から組立までを全自動で一貫して行うダイヤフラムAssy自動機として開発・導入した。部品の位置決めが難しく作業者の技能に頼っていた組付け作業は、ロボットとセンサを用いた技術で自動化し、コイル供給&ボディ供給自動機を開発・導入した。音圧アップ品を含む多品種のボビンAssy部品が組立可能な設備としてボビンAssy機を開発・導入した。各部品の組付け状態を検出する誤組付け検出などの不良発生防止機構を盛り込んだ。

新しい製品・サービス:音圧UPホーン

事業の効果

  • 生産ネックタクトが9秒短縮
  • 時間当たりの出来高 100%→125%
  • 作業者の工数 100%→26%
  • 人員 4名→1.5名
  • 製造コスト 100%→26%
  • 工数(労務費) 0.758分/個→0.196分/個

専用自動機の導入により生産ネックタクトが9秒短縮し、時間当たりの出来高は125%向上した。作業者の工数は74%削減され、人員は2.5名削減できた。組付けポカミスによる工程不良がなくなり、工程保証度が向上して品質が安定した。製造コストも74%削減され、製品のコスト改善につながった。

今後の展望

現在は車種ごとに仕様が異なるため従来製品と併用生産しているが、自動化対応製品でさらに生産性を高め、コスト低減と部品の共有化を顧客に提案することで、車両コスト削減に貢献し、顧客との関係がより盤石になることが期待される。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。