ものづくり補助金平成24年度岐阜県

戸建住宅用タイルパネルの製造に係る生産プロセス強化と小口対応の強化

株式会社アイコットリョーワ

成果歩留まり 99.26%→99.89%

この事例のポイント

  • 接着剤によるパッキンの摩耗が原因で一時停止のチョコ停が多発していた。
  • タイルと基材パネルを接着させる2液接着剤混合計量器を開発・導入し、混合方法を変えて機種切り替え時の配管をシンプルにした。
  • 歩留まり 99.26%→99.89%。2液接着剤混合計量器の導入により少量多品種への対応が可能になり、機種切り替え時の段取りが15分以内に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アイコットリョーワ
所在地岐阜県 多治見市
業種窯業・土石製品製造業
技術分野組込みソフトウェア
設立1972年

事業の背景

近年、戸建て住宅の外壁材として意匠性と耐久性を兼ね備えたタイルの需要が年々高まっている。一方でタイル施工職人は長らく減少傾向にある。従来型のサイディングボードより施工コストがかかるため採用率がなかなか上がらない状況だった。そこで専門職人でなくても施工できるタイルパネルを安価に提供する必要性があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力接着剤によるパッキンの摩耗が原因で一時停止のチョコ停が多発していた。
  • 品質・精度従来のロールコーターは駆動トルクが小さく回転ムラが生じ、接着剤の塗布量が一定せず、見た目にもムラが出て意匠性が損なわれていた。
  • コスト・採算接着剤の使用量が多く、タイルパネルは従来型サイディングよりコストがかかるため、採用率が上がらなかった。

やったこと

タイルと基材パネルを接着させる2液接着剤混合計量器を開発・導入し、混合方法を変えて機種切り替え時の配管をシンプルにした。これにより配管内洗浄などの手間が省け、15分以内で取り替えられるようになった。また従来のロールコーターの駆動トルクを改良して回転ムラを抑え、接着剤を適正量で塗布できるようにした。搬送ラインも安定するよう改良した。

  • 加工機2液接着剤混合計量器ロールコーター

事業の効果

  • 歩留まり 99.26%→99.89%
  • 停止時間 870分/月→320分/月

2液接着剤混合計量器の導入により少量多品種への対応が可能になり、機種切り替え時の段取りが15分以内に短縮された。チョコ停も大幅に減少した。ロールコーターと搬送ラインの改良により接着剤の塗布厚が安定し、接着剤の使用量が削減でき、コストダウンにつながった。歩留まりも向上し、作業効率と品質が改善した。

今後の展望

タイルパネルの採用率はまだ上がっていないため、今後は新商品の開発に力を入れていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。