二次発酵抑制による鮮度保持「本造り製法いずし」の試作開発
窒素ガス等充填装置を付設した自動式パックシールマシンを開発した。
効果:クレーム件数 50件/年→0件/年
株式会社竹中製作所
成果製造プロセスの全6ヵ所で高機能フィルター膜や微細濾過膜を通過させる不純物除去装置を完成させた。
| 事業者名 | 株式会社竹中製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 東大阪市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 塗装 |
| 従業員数 | 155人 |
| 資本金 | 4,680万円 |
| 設立 | 1935年 |
同社は1935年創業のボルト・ナットメーカーで、ボルト事業部、表面処理事業部、電子機器事業部の3分野で事業を展開している。主力の防錆防食ボルト「タケコート1000」は、京都大学化学研究所と共同開発して米国石油メジャーに認められ、世界の約半分のシェアを獲得した。
抱えていた課題
やったこと
京都大学化学研究所と共同で開発したカーボンナノチューブ複合塗料「ナノテクト」の高品質化に取り組んだ。塗料液のクリーン化として、多層マイクロフィルターと強制濾過装置を設置して塗料溶液を濾過するシステムを確立し、塗装ロボットの吐出ガン先端にも多層フィルターを導入した。製造プロセスの全6ヵ所で高機能フィルター膜や微細濾過膜を通過させる不純物除去装置を完成させた。塗装環境のクリーン化として、塗装ロボットと塗装ブース間を遮断する壁を設け、内部をブースの吸引力を上回る圧力に設定して外部エアーの吸引を防いだ。内部へ送る外部エアーは多層マイクロフィルターで浄化する設計とした。さらに被膜硬化後の強制冷却装置を導入し、塵やゴミの付着を防止した。
新しい製品・サービス:カーボンナノチューブ複合塗料「ナノテクト」
塗料液と塗装環境のクリーン化により大気中の不純物を除去し、ナノテクトの被膜を高品質化した。耐圧試験後も被膜は健全で、極限荷重や極限耐圧環境下でも被膜内部からの破壊がなく、実用レベルに達したと考えられる。大深度海底探査艇の耐圧容器や海底資源掘削パイプ締結部などの表面処理市場への進出が見込まれ、オイルフリーによる海洋汚染防止やメンテナンス・コスト削減にも貢献できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ナノテクトは2006-08年度の戦略的基盤技術高度化支援事業を活用して開発され、過去の取組との一貫性が読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
タケコート1000で世界シェア約50%を獲得し、海底油田用ボルトで米国石油メジャーに認められた強みが具体的に書かれている。
塗装環境の不純物混入という課題を明示し、表面処理市場進出を計画しているが、事業計画の数値や実行の詳細は薄い。
市場規模は石油メジャー1社あたり年間数十億円、大深度海洋機器で年間1億円とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
京都大学化学研究所や素材メーカーとの連携体制が書かれており、体制の一部はうかがえるが、人材や事務処理能力の記述は少ない。
ナノテクトの高い衝撃耐久性や防食性などの特長と、大深度海洋・海底資源掘削という顧客ターゲットが具体的に示されている。
開発工程として多層フィルター設置や強制冷却装置の導入など課題解決方法は読み取れるが、中長期のスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
CNT複合塗料は従来の高分子塗膜にない新機能を持ち、世界特許を取得した高付加価値製品として具体的に書かれている。
海底資源掘削やシェールガス関連の表面処理市場への波及が述べられるが、雇用創出や地域経済への効果は具体的に書かれていない。
補助金額や付加価値額の増加、生産性向上の数値が示されておらず、費用対効果はわずかにうかがえるのみである。
オイルフリーによる海洋汚染防止やクリーン環境の塗装システムという新しい取組が書かれ、イノベーションの方向性は読み取れる。
大深度海洋エネルギー事業など海洋分野への進出が述べられ、構造転換への関連はうかがえるが、政策的な位置付けは明確でない。
東大阪の企業であることは示されるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述はわずかである。
極限環境への適用を最重要項目として性能をさらに高めたナノテクトにより、大深度海洋エネルギー事業にかかわる各種金属製品の表面処理市場への進出を目指す。塗装システムおよび塗料液販売も視野に入れている。
価値ある企業と評価されるよう、自信を持って他社にない新製品に挑戦していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
窒素ガス等充填装置を付設した自動式パックシールマシンを開発した。
効果:クレーム件数 50件/年→0件/年
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
排熱回収型熱風乾燥炉一式(乾燥炉、制御盤、バーナー)を導入した。
効果:不良率 30%→14%