塑性加工用材料切断機から省エネルギー洗浄装置への一貫ラインの試作開発
切断後の材料を連続して洗浄できるよう、高機能切断機と試作洗浄機を導入し、王崎工場に配備して実験を行った。
効果:洗浄良品率 60%→80%
株式会社オリオンユニット
| 事業者名 | 株式会社オリオンユニット |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 伊万里市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装,表面処理 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
当社はタイルの切断・接着・磨き・ユニット貼りなどの二次加工を行い、PC工法用のタイルのシートパックを全国のPC工場に供給している。国内4か所のグループ工場で生産している。2020年の東京オリンピックに向けて建設需要が伸び続ける一方、業界では人手不足と資材費の高騰に悩まされていた。
抱えていた課題
やったこと
既存の機械では対応できない特殊な資材の使い方だったため、オーダーメイドのロールコーター機と自動カッター機を機械メーカーと仕様を詰めて発注した。ロールコーター機はロール方式とスプレーガンコーター方式を、水溶性接着剤と溶剤系接着剤の組み合わせで比較検証し、ロール方式と環境にやさしい水溶性接着剤を選択した。水溶性接着剤は乾燥に課題があったため、温風乾燥機を加えて解決を図った。自動カッター機は丸刃・カッター刃・ギロチン刃の切断実証試験機を制作して当社の品質基準への適合を確認し、性能とコストの面からカッター刃を採用した。
ロールコーター機を発泡ポリエチレンと水溶紙の貼り合わせ工程で、自動カッター機を仮目地材の切断工程と発泡ポリエチレン資材の切断加工で活用している。導入により生産性が上がり、製品の品質も向上した。グループ工場へ自社加工目地材の100%供給体制が整った。機械で加工したシートパックは東京オリンピック選手村でも使用された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
タイルのシートパック製造を二次加工として継続しており、PC工法向け供給という役割は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
建設需要の伸びや人手不足・資材費高騰という外部環境に触れ、グループ4工場で全国供給する体制が示されているが、競争優位の根拠は薄い。
人手不足と資材費高騰という課題を挙げ、手作業だったシートパック製造を機械化し、自社加工目地材の100%供給体制を整えたと書かれている。
短い納期や低コストを目指すとあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。
機械メーカーと仕様を詰め、実証試験機で検証したとあり、遂行の進め方は読めるが、体制や人材の記述は薄い。
PC工法の地震への強さや工期短縮、需要拡大の見込みを示し、大型タイル向け目地材の直接販売を計画しているとしている。
水溶性接着剤の乾燥課題を温風乾燥機で解決し、今後は重量物の負担軽減装置を検討するとあるが、スケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
オーダーメイドのロールコーター機や自動カッター機を導入し、オリンピック選手村でも使われたと書かれているが、市場の普及度についての記述は薄い。
地震に強いPC工法の普及や建設現場の人手不足解消に寄与するとあり、社会的な意義はうかがえるが定量的な波及効果は書かれていない。
生産性アップと製品品質向上、グループ工場への100%供給体制が示されるが、投資額や費用対効果の数値は書かれていない。
オーダーメイド機械による製造工程の機械化は読み取れるが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルへの言及はわずかにうかがえる程度。
建設業界の市場成長に合わせた需要拡大が見込まれると述べられているが、日本経済の構造転換に関する記述はわずかにうかがえる程度。
佐賀県伊万里市など地域のグループ工場で全国に供給していると書かれているが、地域経済への波及の記述は薄い。
PC工法は地震に強く、工場での計画的な製造により高層建築の工期短縮とコストダウンに寄与するため、今後大きな市場が見込まれる。大型タイルの需要も見込まれることから、PC工場や建設現場への目地材・発泡ポリエチレン資材の直接販売体制も整えていく。
切断後の材料を連続して洗浄できるよう、高機能切断機と試作洗浄機を導入し、王崎工場に配備して実験を行った。
効果:洗浄良品率 60%→80%
切断加工を内製化するため、2台の鋸盤を導入した。
新たな機巧による専用小型加圧機を特注で導入し、「型紙エンボスロール」による加工方法に取り組んだ。
効果:型紙エンボスロールの作製費用 500万円→1万円