価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
カワボウ繊維株式会社
成果巻き量 1kg→2kg
| 事業者名 | カワボウ繊維株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 岐阜市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 金型 |
岐阜を拠点とする繊維の総合メーカーで、婦人衣料・紳士衣料・ユニフォーム用のテキスタイルを主力とし、岐阜・東京・大阪など全国の主要アパレル産地に供給している。ストレッチ糸の国内年間生産量は約170万kgで、そのうち押し込み加工方式は約12万kgにすぎない。弊社の押し込み方式のストレッチ糸は、今や日本で唯一量産体制をとっている。
抱えていた課題
やったこと
ストレッチ糸の生産性を上げるため、スタッファーボックスの側面にフッ素樹脂加工を施し、曲率を小さくして糸の摩擦を減らした。これによりローラーの高速回転を可能にした。既存の巻取り装置は2段タイプから3段タイプに改良し、巻き量を従来の1kgから2kgまで増やした。糸切れ時は切れた糸の両端を左側に寄せて上に載せ、機械を止めずに仕上げ工程で結ぶ方式とし、従来の巻きなおし(リワインディング)工程を省いた。
試作機で糸速の高速化と巻き量の増加を実現し、従来商品に比べて製造コストが1kgあたり60円削減できた。糸速を希望の速さに制御できるようになり、顧客ニーズに合わせた試作糸の展開幅が広がった。生産効率とコストが下がったことで競争力が高まり、販売量の増加も期待できる。一方、フッ素樹脂加工のスライバーは樹脂が厚く糸に均一に挫縮がかからなかったため、従来のスライバーで対応している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の押し込み方式の生産性・歩留まりの欠点を解決する装置改良と書かれ、事業の延長線上にあることはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明確でない。
日本で唯一量産体制、年間約170万kgのうち押し込み方式は約12万kgと数字で示され、高品質・高付加価値品への特化を強みとして打ち出している。
生産性・歩留まりの低さという課題を明示し、糸速向上と巻取り量増で製造コスト1kgあたり60円(12%)削減を目標・実績として示している。
従来比製造コスト1kgあたり60円(12%)削減という数値目標を示し、試作機で達成できたと記載されている。賃上げ目標は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
顧客は肌着・文房具の大手メーカーで納期短縮や商品開発の要望に応えると書かれ、ニーズの裏付けはあるが、選ばれる理由の整理は限定的。
フッ素樹脂の厚み見直しや他樹脂の試行など今後の課題と対応方針が書かれており、スケジュールの具体性は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ストレッチ糸は日本で唯一量産体制とあり高水準の品質を示すが、普及度や高価格化の具体的な数値は示されていない。
海外商品に価格面で太刀打ちできない状況が示されるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。
約1,800万円規模の投入に対し1kgあたり60円のコスト削減を実現し、巻取り工程の省略による効果も示され、費用対効果がうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
岐阜の繊維産地に立地する事業と読み取れるが、地域の特性を活かした雇用・成長への言及は薄い。
今後は5年間の目標数量を前倒しで達成できるよう、商品開発と市場調査を進め、顧客が必要とする商品づくりに努める。フッ素樹脂の厚みを薄くすること、他の樹脂を試すことも検討している。また、高品質ストレッチ糸の毛細管現象による保水性を生かし、医療や化粧品の分野への商品開発を目指す。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃