ものづくり補助金平成24年度愛知県

航空機組立用リベット寸法自動検査装置(システム)の開発

株式会社エアロ

成果1日あたりのリベット検査本数 6,000本→6,500本

この事例のポイント

  • 航空機のリベット検査は1本ずつ目視で行っており、検査の品質が作業者の力量や疲労、思い込みに左右される。
  • 画像処理による部品検査システム「SPIA」の技術を応用し、航空機組立用リベットの寸法自動検査装置の開発に着手した。
  • 1日あたりのリベット検査本数 6,000本→6,500本。自動検査装置の導入により、リベットの寸法・外観・異物混入を機械で一括して検査できるようになる。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社エアロ
所在地愛知県 弥富市
業種輸送用機械器具製造業
技術分野位置決め
従業員数368人
資本金2,500万円
設立1997年

事業の背景

株式会社エアロは航空機の機体構造の組み立てを主力とし、多くの熟練作業者を抱えて、自社工場や大手機体メーカーの工場で胴体などを製造している。航空機産業では世界的な市場拡大により生産量が増える一方、中国など新興国メーカーとの競争も激しくなっている。同社は自動車産業向けに画像処理による部品検査システム「SPIA」を展開しており、展示会への出品をきっかけに取引先から航空機のリベット検査への適用を求められた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度航空機のリベット検査は1本ずつ目視で行っており、検査の品質が作業者の力量や疲労、思い込みに左右される。
  • 人手・技能1日6時間から7時間かけて約6000本を確認するため、作業者の負担が大きい。
  • 生産能力航空機産業は自動化設備やロボットの導入による現場の効率向上が課題となっている。

やったこと

画像処理による部品検査システム「SPIA」の技術を応用し、航空機組立用リベットの寸法自動検査装置の開発に着手した。リベットの長さや軸径などの寸法、傷やクラックなどの外観、異物混入の三つを読み取るため、リベットを回転させながら合計3台のカメラで撮影する方式とした。撮影した画像はパソコンに転送され、リベットの形状や傷の有無からOKとNGを判定する。実証機の検査スピードは3.3秒に1本で、6時間稼働すると約6500本を確認できる計算となり、目視検査に近い水準に達した。現在は大手機体メーカーとの実証実験を重ねている。

  • 検査測定航空機組立用リベット寸法自動検査装置

新しい製品・サービス:航空機組立用リベット寸法自動検査装置

事業の効果

  • 1日あたりのリベット検査本数 6,000本→6,500本

自動検査装置の導入により、リベットの寸法・外観・異物混入を機械で一括して検査できるようになる。検査品質が安定し、作業者の負担も軽減される。24時間稼働も可能となり、生産効率の向上が期待される。従来の人手に頼る検査からの脱却につながる。

今後の展望

今後は大手機体メーカーとの実証実験を重ね、現場への導入を進める。将来的には自社の組み立て作業への導入も検討している。

事業者の声

さらなる検査スピード向上に取り組んでいる

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

東京都平成24年度

不良率の低減とコストダウンの確立

スマートメーター専用の治具を開発し、部品ごとに治具形状と掛け数を同期化することで、同一電流量での多品種部品のめっき加工を可能にした。

効果:生産量 100%→130%

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。