ものづくり補助金平成24年度愛知県

人型ロボットを用いた多品種小ロット対応自動生産システムの実現

株式会社伊藤プラスチック工業

この事例のポイント

  • 金属部品を金型内にセットする挿入作業を人手だけでまかなっており、単純作業に人手を取られていた。
  • 人型工業用ロボット「ネクステージ タイプC」(川田工業)を導入し、パーツフィーダーなどを含めて購入費用は約1800万円かかったが、そのうち約1000万円をものづくり補助金でまかな…
  • ロボットは24時間稼働を続けられるため、部材の供給が続けば生産を継続できる。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社伊藤プラスチック工業
所在地愛知県 大府市
業種プラスチック製品製造業
技術分野プラスチック成形加工
従業員数16人
資本金1,000万円
設立1991年

事業の背景

主に自動車、家電製品、パチンコ台などに用いるプラスチック部品について、射出成形や溶着による加工を手がけている。小ロット多品種に対応しており、多い時は月に100種類ほどの部品を生産する。特に取り扱いが多いのは金属部品を金型内に挿入して一体成形するインサート物である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能金属部品を金型内にセットする挿入作業を人手だけでまかなっており、単純作業に人手を取られていた。
  • 生産能力作業者によっては機械を壊すことがあり、小ロットでは作業に慣れる前に仕事が終わってしまうため効率が悪かった。

やったこと

人型工業用ロボット「ネクステージ タイプC」(川田工業)を導入し、パーツフィーダーなどを含めて購入費用は約1800万円かかったが、そのうち約1000万円をものづくり補助金でまかなった。プログラムで動きを設定し、平成26年の夏ごろから現場で稼働させて自動車関連の機能部品を2品目作らせた。作業は、ロボットがパーツフィーダーから送られる四つの金属部品を左手で治具上にそろえることを4回繰り返す間に、右手で金型内の成形済み部品を取り出し、その後左手で四つの部品をまとめて金型に挿入し、右手で射出成形機のボタンを押して成形を実行するものである。ロボットがこれを1サイクル60秒でこなす。

  • ロボット人型工業用ロボット「ネクステージ タイプC」
  • その他パーツフィーダー

事業の効果

ロボットは24時間稼働を続けられるため、部材の供給が続けば生産を継続できる。人手を他の複雑な作業に回せるようになったことが大きなメリットになっている。人間だと作業時間にムラが出て不良が出やすかったが、ロボットでは作業時間が安定し品質が安定した。一方で、プラスチックの加工賃でロボットの導入コストを回収することや、作業スピードの遅さが課題として残っている。

今後の展望

社長は今後もロボットを増やしていきたいと考えている。射出成形業界で人型ロボットを普及させるには、費用の低減と作業スピードの向上が鍵になりそうだ。

事業者の声

単純作業はロボットに任せ、 人手は人間にしかできない複雑な仕事にシフトする

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。